穀雨
この時期にしては割と冷える今朝、うとうと夢を見ていた。
余り楽しい夢ではなく悲しい夢だったと思う。

午前6時起床すれば夢の内容もすっかり忘れ、
洗濯機が回っている間、朝食の支度にかかる。

自由奔放な主人も肩を痛めて、
整形外科で処方された湿布を貼り、
家を出たり入ったりしながら口うるさい。

この頃は雨が降ったり晴れたり昼夜の気温差も大きい。
暦を見れば、二十四節気のひとつ「穀雨」と記載されている。

穀雨とは、「雨が降って百穀を潤す」という意味で、
暖かな春雨が降り、穀類の芽が伸びてくる頃。

しとしと降る雨は気持が重くなりがちでも、
穀物が成長する為には必用な雨で、
恵みの雨と思えば元気もでる。

この雨が5月の新緑を美しくするとも言われているが、
季節の移り変わりの早い我が町は既に新緑の時期を迎えている。

どこへ行っても緑の風がそよそよ吹いて
とても清々しい時節に足取りも軽くなる。

この春の新鮮な空気を胸いっぱい吸って
その日その日を精いっぱい笑顔で暮らしたい。