木の芽 
昨夜、宵っ張りをしてしまい、朝寝坊すると思っていた。
短日になり夜明けがどんどん早く、

カーテンの外が眩しくて6時前起床。
朝食は、温かな飲み物から冷たい飲み物になり、

家族は牛乳、豆乳、私は野菜ジュースを飲む。
午前中、駅前商店街の行きつけのお店に外出をして来た。

町は、相変わらず活気がなく数件だけのお店が賑わって、
あとのお店はシャッターが閉まっていた。

このお店に居た方は、会社勤務になったのかしら。
このお店に居た方は、年金暮らしになったのかしら。

顔見知りだった方達が見えなくて寂しい感じだった。
満開だった桜もすっかり消えて若葉ばかりが眼に付いた。

私の心にうつったロングアップの風景は、次々に消えて、
何処を見ても春が深まり昼と夜の温度差が大きい。

夕暮れになれば、ぐんと気温が下がりカモメ、小鳥達も
急いで逃げるように何処かへ飛んで行く。