コメフェスと木下鈴奈 04.04.29
 お台場で開催中している「東京国際コメディフェスティバル」の催し物のひとつとして、期間中、ほぼ毎日イエローキャブのタレントによるライブステージがありました。今日はその初日で、金城佑実と“雅”という、五十嵐結花も参加している新しいユニットが出演するというので、様子見も兼ねて、参加することにしました。
 会場である池広場に着いてみると、YさんやJさん、E(H)さんといった良くも悪くもいつでもいるメンツ(自分も含む/苦笑)がすでに到着していました。
 しばらく雑談をして時間をつぶしていると、ステージの司会を務めるコメディアンと松金洋子が登場。2組の紹介をして引っ込んでいきました。
 最初に登場したのは金城佑実でした。いつものようにメリー・ジェーンを歌うのかと思って、あまり期待していなかったのですが、今日はこの曲は歌わず、鼓動をはじめとしたオリジナルナンバー3曲だったので、かなり満足できるものでした。
 続いては“雅”の登場。仲村瑠璃亜、富田麻帆、赤坂さなえ、長谷川桃といった若手が中心で、ダンスパフォーマンスで魅せることに主眼をおいたと思われるステージは想像していた以上にカッコ良いものでした。Eさんが言っていたのですが「一世風靡みたい」という感想は言いえて妙でした(後に、カバーしていることも判明)。さて、この中で目的であった五十嵐結花はどうも見せ場に乏しく、よほどのファン意識がないと通う意義を感じられない気がしました。

 それから、四ツ谷に向かう途上でムリヤリに秋葉原に寄って、木下鈴奈へのプレゼントとしてナーゴコレクション3を1BOX購入しました。

 Tinkabell Magic Vol.37 第2部 at Live Inn Magic
 最初の出演者は関川理沙、斉藤利恵という初見の2人でした。それぞれ2曲を歌っただけでしたが、2人ともステージ慣れした様子で、安定した歌唱力を持っていたので、意外と楽しめました。
 続いては木下鈴奈の登場。名前を呼ばれてすぐにステージに出てきてしまい、ちょっとわたわたしていました。1曲目がFight!だったのですが、どうやら先にイントロをかけて、それに乗って登場するという演出を考えていたらしいのですが、うまくいかなくてあわててしまった様子でした。それでも、今日のFIGHT!はステージ上で楽しそうな表情をたくさん見せてくれたので、よかったのではないかと思います。自己紹介のあと、風が吹く丘を歌いましたが、こちらは先ほどとは一転して異様なまでに表情が硬かったです。間奏でダンスらしいことに挑戦もしていたのですが、表情が強張ってしまっていて、見ているこちらがヒヤヒヤしてしまいました。一生懸命にがんばろうとする姿勢は伝わってくるのですが、歌が上手であるとか、ダンスがうまいということ以前に「笑顔でいられるようになること」が最優先だと思います。もちろん上手いにこしたことはないのですが、歌を歌うことを中心とした活動を考えているのでなければ、自分をより魅力的に見せる方法を考えた方が正しいと思っていて、私は木下鈴奈が楽しそうな姿をみるのが好きなので、テンパっている姿よりも、笑顔や楽しんでいる姿をもっと見たいな、と考えているのです。3曲目はラムのラブソング。選曲としては悪くないと思うのですが、この曲はもっと客をいじれるとずっと盛り上がると思いました。そして、最後の曲はCAN☆CAN。これは歌にせよフリにせよ、よくなっているように思います。まだ絶対的な評価はできませんが、楽しそうに歌う姿は見ていて楽しくなります。ただ、オリジナル曲であるにも関わらず、客席から「何のアニメの主題歌?」と聞かれてしまう選曲にはちょっと難があるような気がします。
 先述したように、歌については進歩している気がするのですが、逆にMCの部分でのわたわたした様子が正直なトコロ、とても危ういものに感じられました。一歩間違うと、「イタイ子」に思われてしまうような気がして不安です。
 このあとの出演者は、一定以上のクオリティを保っていて、純粋にステージを楽しむことができました。中でも、SAMANTHAという女のコ2人組のユニットがとてもカッコよかったです。すべてオリジナル曲で、ステージパフォーマンスも抜群、正直なところ、「アイドル」という括りではないと思います。生バンドを背負ってのソロライブとかをホンキで見たいと思いました。ちなみに、そんなカッコいいステージとは対極をなすように、司会の方とのトークは完全に漫才でした(笑)。コンビ名はオセロに対抗してチェスだとか(笑)。

 ロビータイムでは、木下鈴奈に開口一番、「5月は夏ですよ」と言われて、一瞬なんのことだか分からずにキョトンとしてしまいました。1/11付けのこのHPの日記を見てのことだと言うのを聞いて納得したのですが、「ROBODEXは4月だよ」と冷静に返事をしてしまいました。「そうだ!桜、咲いてたもんね」と思い至ったようなのですが、その後、「DVDもらったんだよね」という問い掛けに「それはKさん」とさらに突き放すような結果になってしまいました。最後に「ごめんね、凹むよね。ホントにごめんね」と謝られてしまい、それでひっそりと凹みました(苦笑)。

 根本はるみにしろ、永井真衣にしろ、ここのところどちらかというと、強い好意を寄せているタレントさんに謝られることが多かった気がします。この「タレントさんに謝られる」というのはものすごくイヤなのですが、これは分かってもらいにくいことなのでしょうか?
 私がイベントに参加したり、タレントさんの活動を応援したりするのは、「好きなタレントさんに喜んでもらいたいから」なのですが、その相手が私に謝るというのは、私がネガティブな気持ちにさせているということだと思うのです。自分のしていることが、好きな相手をそんなマイナスな気持ちにさせてしまうのであれば、その行為(好意)は間違いで、その言葉を聞かされるということは、「あなたに会ったことで、私はネガティブな気持ちになってます」と宣告されているように受け止めてしまうのです。
 ひと頃、根本はるみに手紙を渡すと、「返事が書けなくてすいません」とよく言われました。気にしてくれているのは本来なら喜ばしいことなのでしょうし、返事が欲しくないとは決して言いませんが、手紙を書いていたのは、返事が欲しいからではなくて、“応援しています”ということを伝えるためだったんだけど、それは伝わっていないのではないかと思えてしまって、そう言われることがたまらなく辛かったです。そして、手紙を書くことをやめました。
 毎度毎度、謝られると、「自分は来ないほうがいいんじゃないだろうか?」という気持ちになります。そうすれば少なくとも好きな相手が困る顔を見なくて済むので。
 私がイベントに参加して、見たいのは笑顔とか喜ぶ顔であって、困った顔とか悲しい顔を見て喜ぶ趣味はないですし、その原因が自分だと思ったら、その方がツライです。