藤沢美樹 04.02.02
 朝からどうにも体調が優れませんでした。昼前からちょっと頭痛に苛まれたりもしていたので、定時に退社することにしました。

 …なのですが、渋谷に向かってしまう私。しかも渋谷に到着した頃には頭痛がウソのようにスッキリしてしました。私ってば…(苦笑)。憂いもなくなったので、TAKE OFF 7に向かいました。

 エレベーターで3階に上がると、受付のところに藤沢美樹のマネージャー、Sさんが立っていました。軽く会釈して、カウンターでチケットを購入しようとすると、Sさんが受付の人に「藤沢美樹です」と伝えてくれました。まったくその通りなのですが、万が一にもあのコやこのコと共演していたらどうしようかとも思いました(苦笑)。
 中に入って、最前列の定位置の席に座りました。いつものようにMさんもいらっしゃってます。この日、藤沢美樹の出番は最初でしたので、アンケートを記入しながら開演を待ちました。

 アンプラグドNIGHT at TAKE OFF 7
 キーボードの向こうに藤沢美樹が座って開演です。MCもなく、いきなりキーボードを弾いて歌い始めました。聞いたことのないポップな曲で、どうやら新曲のようです。
 歌い終わって、あらためて挨拶をしたのですが、会場はこれまでにないほど和やかな空気に包まれていました。最初に歌った曲のタイトルが藤沢美樹のテーマだったからに相違ありません(笑)。なんでも、「昨日、ひとりでケタケタ笑いながら作った歌」なのだそうです。スタッフに聞かせたところ、「ふ〜ん、いいんじゃない、ダサくて」と言われたそうです。何となく、ボクは32gに思い出させる歌でした。あんなにシンプルな曲ではないのですが、とにかく楽しそうに弾き、歌う姿が潤子さんに重なりました。
 続いてはprecieuで、この曲についてもずいぶんと前に視線を向けて歌えるようになったカンジがしました。楽しそうに歌う表情がちゃんと見られるのは嬉しいことです。
 MCではまず、今年のテーマ「色気」について話していました。藤沢美樹自身は相変わらずなのですが、お友達はちょっと先を行っていたようです。それに危機感を抱いたのか、対抗して肩出しのセーターを買ったと言っていました。
 それから自身の雨女ぶりを語り始めたのですが、何でも、ボイストレーニングの日は傘が必須だということや、昨年のクリスマスにお手伝いで参加した笠原弘子のイベントが大雪になったことなどが語られました。今日も雨が降っていたのですが、スタッフからは「美樹ちゃんのライブだからね」とずいぶん煙たがれたそうです。ホントに潤子さんみたいです(笑)。
 雨の話の後なので、湿っぽい曲ということで、今、恋に終わりを告げたを歌いました。ここまで歌ってから、先月のようにキーボードの前に出てきて、今日の衣装について説明をしました。白いカーディガンに白地のミニスカート、さらには白いブーツと白尽くしで、インナーのようにピンクのタンクトップが透けていて、スカートも上からピンクの巻きスカートを着けていました。今日のテーマはそのものズバリの「ホワイト」ということでしたが、「ピンク」と言ってもよいのではないかと思いました。スタッフからは「クリオネみたい」と言われて、それがお気に召さなかったらしく、腰にチェーンを巻いてハードさを演出しているということでした。ちなみに「クリオネ」と言うと鎖が飛んでくるらしいです(笑)。
 立ったままで、WILLとWHITEの2曲を歌いました。どちらもキーボード演奏なしで、ステージの前の方まで来ているので、表情がよく見えました。もっとも、目線は私の頭上を通り越している度合いが高かったのですが(苦笑)。
 これで終わりになるのかと思いましたが、この後、藤沢美樹はステージの奥にあるグランドピアノに座りました。曰く、「わがままを言って弾かせてもらえることになりました」とのことで、歌った曲はずっと、ずっと…でした。ステージの左奥だったので、左の方の客席からは見づらいのではないかな、と思いました。何となく、草月ホールの加藤いづみコンサートを思い出しました。この曲は好きなので、こういう風に聞くことができるのはとても嬉しいことでした。スポットライトに照らされた藤沢美樹はとても幸せそうに見えて、それが見られただけで満足でした。

 終演後は書店に立ち寄って、先日の話では木下鈴奈がまだ見つけられていないというナーゴコレクションの絵本を3冊購入して帰宅しました。