姫路 04.01.24
 AM7:00に神戸に到着しました。ちょっと曇っていたこともあり、想像以上に寒かったです。目的地まではまだ距離があるのですが、ここからまっすぐ向かっても早過ぎると思われたので、しばらくコンビニで雑誌などをチェックしてから、朝食を摂り、その後で飾磨(しかま)へと向かいました。神戸駅から乗り換え1回で行ける駅なのですが、読み方を知らなかったために乗り過ごしてしまい、飾磨駅到着はAM10:00頃になりました。途上、Sさんから、もう到着しているというメールをもらい、少々焦りました。駅から徒歩10分ほどで目的のリバーシティに到着しました。壁面に「トイザらス」と書かれていたことでちょっと浮かれたのはナイショです(笑)。
 リバーシティというのはショッピングセンターの名前で、今日のイベントはその1階にある特設ステージで行われます。ステージ前にはイスが並んでいて、すでに前から2列ほどは地元の方で埋まっていました。ちなみに最前列中央はSさんがしっかり押さえていました(笑)。
 正午からのラジオの公開生放送なので、まだまだ時間があります。その間にAさんやn(t)さんも到着しましたし、余った時間でトイザらスを覗いてみましたが、特に成果はありませんでした。
 飾磨という土地が、神戸と言うか姫路だったので、ふと思い立ってIさんに電話をしました。用件は番組の録音です。土曜日の昼前ということで、まだ眠たそうでしたが、快諾してくれました。用件は済んだので、そこで電話を切ってもよかったのですが、つい悪戯心が働いて、「で、今、リバーシティにいるんだけど」と言ってしまいました(笑)。「え゛っ、姫路の!?」という予想通りのリアクションに当然のように相槌を打ちます。その後の切り返しが「KANON行きましょう」なのがIさんらしいところです。これも予想された返事だしたので、こちらの用事が済んだら合流するということになりました。
 
KISS FM WINTER PARTY 2004 公開生放送 at姫路リバーシティタワーガーデン
 前から3列目あたりにAさんと並んで座っての観覧となりました。出演者はKISS FMのDJと根本はるみ、小林恵美、富田真帆の4人です。この3人はKISS FMで「Yellow Kiss」という番組のパーソナリティを務めているので、今回の出演になったようです。ラジオということもあったからでしょうか、根本はるみの手許にメガネがありました。ということはつまりコンタクトをしていないということで、多分、客席もほとんど見えていないものと思われます。
 進行はこのDJの方が普段放送している番組になぞらえて進んでいきました。所々に笑いもありましたが、CM中のSさんのいじられぶりがイチバン面白かったでしょう。正午のショッピングセンターで缶チューハイを煽っている上に、小林恵美からも「今日も飲んでるんですか?」と尋ねられる始末です(苦笑)。
 番組は1時間ほどで終了しました。この後、OAに載らないところでイベントが続くということだったので、そのまま会場に残っていました。根本はるみはこの辺りでようやく私の存在に気付いてくれたようでした。目の悪いタレントの応援はこういう時に苦労します(苦笑)。
 この後はジャンケン大会ということで、それぞれのサイン入りグッズがもらえるというものでした。番組冒頭からステージにはちいさな折りたたみテーブルが置かれていて、そこには3人のサインが入っていたのですが、どうも根本はるみのサインに変化が見られます。後で本人が言っていたのですが、今年に入ってサインを変えたのだそうです。これはぜひ手に入れたいと思ってがんばったのですが、結局、勝ち残れませんでした。かなりいいところまで残れたのですが、最後の絞込みで敗退してしまいました。この日は顔見知りの面々も全員敗退してしまいました。
 ジャンケン大会が終了して、イベントもすべて終わりとなったので、全員で姫路駅まで移動して、それぞれの目的に沿って別れました。私とSさんは帰りの夜行バスがいっしょなので、同行することになり、Sさんの希望もあって、元町まで移動して神戸牛のステーキを食べました。ランチタイムが終わってしまっていたので、それなりの値段でしたが、かなりおいしかったです。

 食事を終えて、元町の駅でIさん、sさんと合流しました。Iさん推奨の中華料理店で軽くお腹を満たそうということになりました。私もSさんも食べたばかりだというのに、フツーに(Sさんは大量に)食べて、人心地つけてから、いよいよKANONに向かいました。
 KANONというのはIさんやsさんが通っている喫茶店の名前です。わざわさ連れて行こうというくらいですから、当然普通の喫茶店ではありません。メイド喫茶です(爆)。私もSさんもそういう趣味はないので、行ったことはないのですが、せっけんさんやにむさんMalignantさんにGさんと顔見知りが続々とこの“メイド喫茶”の虜になっているので、話のタネになるかと思い、今日は来てみることにしました。
 お店は雑居ビルの3階にあったのですが、その道筋にはアニメイトやイエローサブマリンといったお店があって、さながら中野ブロードウェイのようでした。なるほど、こういう立地なら需要が高いのも頷けます(笑)。
 お店に着くと、ゴスロリ調メイド服姿のウェイトレスが立っていました。満席ということで、ちょっと席が空くのを待つことになりました。正直なところ、「満席なのか!?」と思いました。10分ほどでテーブルが空いたので、入店しました。
 中に入ると、ウェイトレスが開口一番、「おかえりなさいませ」と言って出迎えてくれます。そういうシステムのお店のようですが、「ただいま」と応えるわけではないようです。Iさんやsさんならやってくれるのではないかと、密かに期待していたのですが…。
 テーブルに着いてメニューからそれぞれにお茶を選んで注文しました。しばらくしてお茶が運ばれてきて、目の前でポットに注いでくれます。砂時計まで用意されていて、凝ったカンジはするのですが、演出にすぎません。おいしい紅茶は沸騰寸前のお湯で淹れるものですから、この作りおきのお湯を持ってくる注ぎ方ではどうしたってムリがあります。ポットなどの選び方は正しいだけにちょっと残念でした。もっとも、客が求めているのは“すごくおいしい紅茶”ではなくて、雰囲気だったり、ウェイトレスの存在だったりするので、演出で充分なのかもしれません。
 なにぶんにも初めてなので、少し観察してみて気付いたのですが、お茶を出したりする時にウェイトレスがテーブルから50cmくらい離れたところに立つということでした。スカートが広がっているからかもしれませんが、かなり苦しそうです。隣りのテーブルで給仕している後姿を見ると、まるで背伸びをしているかのように膝がピンと伸びていて、膝の裏に緊張感があって、それはちょっといいな、と思いました。
 私はテーブルに来たウェイトレスにさしたる興味もないのですが、常連のIさんやsさんを見て楽しむつもりでいました。ところが、Sさんが絡んでいくのです。
 「旅人です」とか「これから帰ります」とSさんが言うと「どこに帰るんですか?」と尋ねてくるので、「神奈川」「横浜」と応じた後、「神奈川って他にわからないよね?」と振ると、「分かりますよ」と言います。しかし、その口から出たのは「ベイブリッジ」「中華街」と頭に“横浜”と付くものばかりです。そして極めつけは「銀座」。テーブルに笑いの風をもたらしてくれました(笑)。
 入店が遅かったこともあり、この後、まったりしながら閉店までいました。退店したあともsさんはお気に入りのウェイトレスとの会話を楽しんでいたようです。後で聞いたところ、午前中にも来ていたそうです。

 Iさんとsさんに三宮の駅まで送ってもらって、PM11:00発の夜行バスで東京に帰りました。