出発 04.01.23
 会社から帰って、PM11:00新宿発の夜行バスで神戸に向かいました。

 行きの電車とバスで乙一の「平面いぬ」を読み始めました。まず、収録されている「石の目」ですが、メインの登場人物が3人いて、その内の1人が主人公です。途中まではこちらの予測と主人公の考え方がシンクロしているように思えます。ただ、それだけに、想像もつかない方法で終幕を迎えることになってしまい、なんだか読者の予想を裏切る為だけにこじつけられた気がしてイマイチ好きにはなれない終わり方でした。

 続いて、「はじめ」は以前にジャンプでマンガ化されたのを読んだ記憶があったのですが、これは面白かったです。こちらは締めの一文といい、とてもよくできたジュブナイルだと思いました。「未来予報」もこういう終わり方ならよかったと思いました。