声優Waveと河豚 02.01.20
 向かった先は総武線の阿佐ヶ谷駅、昨日と違い余裕を持って出かけました(笑)。
 ほぼ約束の時間に到着しましたが、到着直後に、待ち合わせのMさんから「15分ほど遅れる」という連絡が入りましたので、ちょっと暖かい場所を捜してスパロボAをプレイして待ちました。何だか生活の隙間にスパロボAが入り込みすぎているような…。

 Mさんと合流後、一旦会場であるザムザ阿佐ヶ谷に行きました。住宅地の奥、すごく分かりにくいトコロにあるのですが、駅からは1、2分といった距離でした。
 その後、昼食を摂り(ワイルドステーキセット・280g)、開場時間の15分前に会場に着いてみると、すでにかなりの人数が集まっていました。
 ほぼ、時間通りに開場して地下の劇場に誘われてみてビックリです。
 せ、狭い。この狭さは驚愕に値します。130人の観客がギッチリと詰まっています。ひとり一ザブトンが与えられたスペースで、そのザブトンもやや小さめのものが隙間なくビッシリとならんでいます。
 そして、席の配置も1段目とステージの高さがフラット、2段目3段目とドンドン階段状に10段ほど上に続いています。後ろのほうはその上にさらに桟敷席があるという恐るべき劇場。いや、劇場というよりも芝居小屋という言い方が異常なまでにしっくりくる空間でした。私たちはだいたい5段目辺りに席を取って開演を待つことにしました。

声優Wave at ザムザ阿佐ヶ谷
 開演時間えお迎え、ただでさえ暗めの会場がさらに暗くなります。この時点で、すごく狭い会場にも関わらずあちこちにサイリュウムの光が見受けられます。そういうことのようです(笑)。
 まず、今回の出演者が全員総出で挨拶をします。ちなみに出演者は高橋美佳子、釘宮理恵、鈴木千尋、仁後真耶子、斎藤千和、浅野真澄、榎本温子の7名でした。
 鈴木千尋はさて置き、近い距離で頭の天辺から爪先まで見える状態で6人も女の子が並んでいるとイロイロと見比べてしまいます。ここで特筆すべきは榎本温子の足の細さでしょう。信じられないくらい細く、かつ起伏に乏しいものでした。

 さて、イベントの内容ですが、声優Waveというのはインターネットで配信されている、声優がパーソナリティの有料ラジオ番組です。舞台にもテーブルとそれらしいマイク、さらには「ON AIR」という赤ランプ。公開録音なのかと思ったのですが、見事に違いました。
 正確には、「配信しないスペシャルなラジオ番組」というコンセプトで、いつもとは異なる組み合わせでのラジオ番組風のトークを行うというものでした。
組み合わせはあらかじめ決められているものの、ペア自体は出演者にも知らされていなかったらしく、その場で、順番と組み合わせの発表ともいえるクジ引きが行われました。係の人が箱を持って来て、榎本温子がそれを受け取りましたが、クジを引くまでの間、箱に頭を入れようとしたり、手が抜けなくなったマイムをしたり、膝まづいて高橋美佳子に箱を差し出したりと、初参加という割には独壇場の様相を呈していました。

 最初の組み合わせは釘宮理恵と浅野真澄でした。番組(?)タイトルは確か、「スタジオアイムでむ・す・ぼ」でした。
 トークのテーマを結びつけた赤い紐の束から1本紐を引いて、そこにつながっているテーマで話をするというもので、まず、「理想のデート」というものだったのですが、釘宮理恵が語る語る。かなり少女趣味に走った内容で妙にディテールに凝ったものになっていて、思わず客席から「あざとい」という声が上がるほどにあざとかったです(笑)。あまりにハズイので、かなのまま。

 きせつははる。いっしゅうかんまえからやくそくをしていて、それをでんわでかくにんしたりしながらぜんじつのよるのうちにさんどいっちのしたごしらえをすませておいて、とうじつはとてもてんきのいいにちようびで、やくそくのじかんの2じかんまえにめをさましてさんどいっちをつくり、それをかごにつめてえきでまちあわせ。かごはせなかにかくしてうつむきかげんでかれをまち、はっときがついてえがおでかれにむかっていって、きょうはすっごくたのしみにしてたのといってふたりでこうえんにいく。こうえんのいけでぼーとにのってそのうえでかれにあーんとさんどいっちをたべさせる。かえりみちはいえまでおくってもらい、そのとちゅうではなびがみえてきれいだねなどとはあんしをしながらいえのもんにたどりつき、そこでおでこにちゅっとしてもらう

 …というのが理想なんだそうです。不自然な部分はすべて浅野真澄がつっこんでました。これに当てられて、浅野真澄はこのコメントをパスしました(笑)。
 続いてのテーマは話す前に時間がきてしまい終了。「私のコメントはいらないってこと」という浅野真澄が面白かったです。

 次の組は鈴木千尋と仁後真耶子のペアでタイトルは「パンドラボックスへようこそ」でした。
 鈴木千尋は自分のやっている番組で占いをやっていて、いつもひとりなのに今回は相手がいて嬉しいと言っていました。確かにスタジオで、ひとりで占いをやっているというのは寂しそうです。
 今回は卦を用いた占いで運勢などを占える道具を東急ハンズで1000円で買ってきたとのことで、その道具で仁後真耶子を占うことになりました。
 何を占って欲しい?という問いに「失せ物」と答える仁後真耶子と困惑する鈴木千尋&客席。「いいけど、出ますとか出ませんって言ったら終りだよ」とフォローされて、今年の全体運に変更。間違いなく天然系の人です(笑)。でも、実は彼女と鈴木千尋は同期で、同じ舞台を踏んだこともあるのだそうです。ちょっとビックリしました。
 さて、占いの結果ですが、あまりよろしくありませんでした。ちゃんと考えて行動すれば最後に良い結果になるという話だったのですが、まだ1月なのにもう最後…。しかも考えながらということに「普段から考えて歩いてないもん」と困惑気味です。なんだか菅原祥子を見ているような気分になりました。その後、客席からひとりを選んで仕事運を占いました対象になった方はお名前は存じている方でした。

 続いてのくじ引きの結果は榎本温子ひとり。
 本人も舞台に出てきてちょっとヤケ気味(笑)。シャッフル〜ってやったのにひとりなのはなぜ?と出演者が7人なので、あまりになってしまったようです。しかし、そこは機転の利く榎本温子のこと、相手は会場のみんな。と上手く乗せます(笑)。
 とは言え、実際はひとりなので普通にいつもの番組通りのことをやるのかと思ったのですが、内容は「持ち物検査」でした。本人の番組もレアでディープを身上にやっているそうなのですが、会場の中にもレアものやディープなものを持ってる人がいるはずだ。とか、みんないつも大きなカバンを持ち歩いているのが気になっている。など、私も疑問に感じていることを直撃です(笑)。本当に、何を詰め込んで歩いているのでしょうか?
 そして、会場で手を挙げて見せられたものは、「榎本温子写真集」「エチュードのCD」「ラジオむーの公録参加ハガキ」「ぱにょぱにょデジキャラットのチラシ」などどちらかといえば、イタイ方々がタレントいぢりの為に持ち歩くようなものなのですが、キッチリとコメントを返していました。このあたりはさすがだと思いました。ちなみに
 写真集:来月には次の写真集を出すという、この時期に持ってるのがレア!と言った後、お気に入りのページを見せて、「この時カキに当たっていた」とのこと。笑わせます。
 C D:初レコーディングなのでレア。
 ハガキ:何で持ってるの?普通、参加したら回収されるものじゃないの?事情で行けなかったのね。
 チラシ:あ、告知ができる。チラシのコメント「ぱにょぱにょデジキャラットの主題歌を歌ってるにょ。〜役で出演してるみゅ」を読んでから、にょとみゅ、なんかいっぱいいっぱいだよね。
 そして、榎本温子を一番驚かせたのは「巫女服(所有者:男)」でした。なんでそんなモノ持ち歩いてるんだよ、コイツは…。
 最後に榎本温子の持ち物も公開されたのですが、特に変わったものはありませんでした。サイフの中に、昨日レアになったというタワレコのポイントカード(100ポイント満点)を嬉しそうに見せていました。「まぁ、アニメイトカードみたいなもの」というコメントと共に(笑)。ほかにはGBA in ジップロック。これはオフロでプレイしているそうです。なるほど、とか思ってしまう自分が情けなかったです。

 次の組み合わせのくじ引きをする時にスタッフが箱を持ったままだったので、先ほどの榎本温子の真似をして膝まずいていました。これを先ほど高橋美佳子がしたようにタバコをふかすゼスチャーで受けて、クジを引きます。最後の組み合わせは斉藤千和と高橋美佳子です。

 暗転している間に2人が舞台に登場して、イスの配置を動かし始めます。
 照明が点くと、イスに高橋美佳子が、その上に斉藤千和が座って、「スタジオアイム検索エンジン」とタイトルコールです。すぐに、重いからどいてと斉藤千和をどけて、仕切りなおします。他の出演者がどんどん出ていくので、お互いにペアなんじゃないかと思って、最後に残された時にネタを仕込んでいたそうです。「漫才師みたいだね」と言われたとか(笑)。

 まず会場に「今日が初めての人」と尋ねます。大勢の嘘吐き(恒例)がいる中、私を含めて1/3ほどが初参加らしく、それを見て「今日から変わろう」と一生懸命かわいこぶります。その後のトークもかわいこぶるのと脱線するのとを繰り返して、いかに、地がそういうキャラでないかを浮き彫りにしていきます。初対面のときもふたりとも人見知りをするのでおとなしかったらしいのですが、30分もすると「猫かぶってた?」と質問したりするくらいにかわいいカンジはつくりもののようです。ほかにも「キャラを交換しよう」という提案もあったそうですが、変わらないということで流れたようです。高橋美佳子は「色が違うよ」と抗議しましたが、本人がドドメ色と言っていては台無しです(苦笑)。

 そのままトークで終わってしまうのではないかと思ったのですが、ここでようやくコーナーに入ります。ここで行われたのは「スタジオアイムへようこそ」で行われているアドリブソングで、メーリュ(笑)で募集したキーワードを本にアドリブで歌を歌うというものです。と、コーナー紹介で噛んだ上に、来ているはずもないメールの話をしてしまい、斉藤千和、おおわらわでした(笑)。
 客席からキーワードを募集。3文字で、という注意事項が耳に入ってない、ややイタイ方もいましたが、最終的に「おなべ」に決定。ジャンケンの結果、斉藤千和が先に歌うことになり、よくわからない抑揚でおでんをテーマに腰を振りながら歌っていました。続いての高橋美佳子はまず手拍子に「パンパパンヒュー」を要求して歌い出しましたが、別にノリよいものでもなく、斉藤千和のそれと大差ありませんでしたが、最後は「男装している女性同性愛者」のネタで締めました(苦笑)。
 歌い終わると、いかにツライかがわかった、スゴイよと高橋美佳子。最後はお互いの真似をして終了となりました。

 これで、イベント限定コーナーが終わって公録にでもなるのかと思ったのですが、ここからはミニライブのコーナーになりました。

 まず最初に登場したのが高橋美佳子で曲はYOU。今度発売されるアクエリアンエイジのイメージCDに収録される曲で客前で歌うのは2回目とのことでした。あまり盛り上がりを重視しているようには思えませんし、高橋美佳子の声の出し方では、ノドがしまっているので声量もそれほどはないので、なぜ盛り上げて歌おうとするのかが不思議でした。
 続いて釘宮理恵が登場して、客席の温度が上昇。曲名は良く分からなかったですし、怒号が激しくてよく歌詞も聴き取れませんでしたが、コール大好きな方々は大満足だったようです。
 大声援に送られる釘宮理恵の次に登場したのが鈴木千尋でした。唯一の男性だったので、盛り上がらないかと思ったのですが、本人が寂しそうにそれを口にするので、会場も悪ノリ(だと思います、アレは)して、異常なまでの盛り上がり。客はほとんど男ばかりなのに、釘宮理恵よりも盛り上がっていました(笑)。ちなみに曲はONLY★YOU〜君を守りたい〜だったと思われます(デ・ジ・キャラットの歌でした)。
 次に登場したのは仁後真耶子で、歌ったのは今はちょっとわかんないですという「天使のしっぽ」で彼女が演じているキャラクターのイメージソングでした。カラオケで次の曲がかかるというハプニングもありましたが、この曲を人前で歌うのは始めてということで、かなり緊張していたようです。また、ここまでに比べるとずっと静かな曲なので、大きな盛り上がりもなく、落ち着いて聴けました。
 仁後真耶子が退場するのとほぼ同時くらいに、会場のボルテージが上昇。着ていた上着を脱ぐ姿もチラホラと見られます。すっかり臨戦態勢の会場に姿を見せたのは榎本温子でした。まず、MCで「今日はみんなスタンディングしないでお利口にしてたの」と煽ります。これで立ち上がろうとする人、多数。冒頭に書いたように狭く、急な階段状の会場ですから、誰かが足を滑らせたら大変なことになります。「みんな、初めて聴く曲なのによくフゥフゥとか入れられるよね。このノリ、声優イベントってこんな感じだよね」と感想をもらしますが、メロディラインが単純なだけでは…と思ったのは私だけでしょうか。転調したらパンパパン、ちょっとボーカルが走ったと思ったら4拍子。戻っても4拍子継続。あんまりリズムを聴いてあわせてるとは思えないんですけど。
 そんな前フリを経て、いよいよBe My Angelでした。前々からスゴイ・スゴイと聴いてはいたのですが、ここまでスゴイとは思いませんでした。
 客のノリ方、ですけどね。あそこまでやってると、コイツら曲なんか聴いてないだろうとしか思えません。肝心の榎本温子の歌は、正直CDで聴いた時ほどの感銘は受けませんでした。スゴイいい曲だと思っていたのですが、(各自勝手に)盛り上がることが優先されていて、ちょっと冷めた目で引いて見てしまったからかもしれません。
 イベントの参加姿勢は基本的に、「参加する以上楽しむ」ということにしているのですが、今回は周りに中てられてしまった感じでした。
 これで、阿鼻叫喚のライブコーナーも終了。イベント自体も締めに入ります。各自が告知と、一言二言のコメントを述べて終了。外に出てみるとまだPM3:00前でした。
 
 Mさんは引き続きPM7:00からの夜の部にも参加するので、ここに残り、私は家族(親族)で会食の予定があったのでここで別れました。個人的には夜の部の方には目当てと言ってよい方がいたので参加したかったのですが、チケットも取れませんでしたし、止むなしということでしょう。

 同一沿線の駅で降りて、徒歩約5分、私がついた頃にはすでに会食は始まっていました。
 参加者は私の両親、姉夫婦、母の妹、父の妹とその娘(従妹)に私を加えた8名です。そして、メニューはふぐ。ふぐ刺し、ふぐの握り、ふぐの唐揚、ふぐちりにひれ酒とまさにふぐづくしでした。実に4年ぶりに会う従妹は別段、変わった風でもなかったのですが、もう勤めているのかと思うとなんだか不思議な感じでした。
 PM4:30というウソのように早い時間に始まった会食はやはり早く終了してPM7:00には店を出ていましたので、帰宅時間がPM8:00頃と、これまた驚くほど早く帰りつきました。
 なんだかんだと、結構な量を食べ、かつ飲んでいたので、早々に部屋に戻るとウトウトしてしまいましたが、すこしボーッとしたまま、結局ずっと起きていました。その間はラジオを聞いたりスパロボAをプレイしたりと、久しぶりにゆっくりと日曜日の夜を満喫しました。
 
 今日のスパロボA:問題の35話をクリアしました。
 10ターン耐え切るだけが勝利条件なのですが、その間、固定で3回の増援が出現する上に、一生懸命数を減らすと、残数が7機以下になったところで増援が10機近く最大10回まで出現するという耐久戦でした。
 ダメージの蓄積でHPがキビシくなる局面もありましたが、最終的には全員の気力が150に達していたので、増援は恐くありませんでしたが、ただひたすらに数が増えることが厄介なマップでした。しかも出現する増援のレベルは全部こちらのレベルよりも低いので、魅力的な戦闘ではなかったので、せいぜい信頼補正を高めるために合体攻撃を頻繁に繰り返すだけでした。
 ともあれ、これでルート分岐は終了して次のマップからは総力戦になるのですが、案の定、レベル格差が生まれていました…。補正が大変そうです。