人という欄に。。。
 高校生の国際物理研究コンテストで日本から初入賞した、津村加奈さんのことが紹介されていた。。。

 「参加賞で十分と思ったのに。びっくりです」

 高校生最後の年、日なたで金属が熱くなる理由をとことん調べ、高校生の国際物理研究コンテスト「ノーベル物理学賞への第一歩」(ポーランド科学アカデミー物理学研究所主催)で入賞。日本初の快挙だ。

 元々理科好き。ただ都立小石川高に入ったころは「英語が一番好きで、ジャーナリストになりたいと思っていました」。2年のとき上條隆志教諭に相対性理論を教わり、物理に目覚めた。

 先生の勧めで昨年5月、同級生2人と研究開始。スポットライトや物理教室の片隅にねむっていた光の測定装置などを使って実験を続けた。

 何度か行き詰まり、仲間も受験で離れた。理論計算もして、黒い物体に比べ、金属は光を反射しエネルギー吸収は少ないが、放射も少ないため熱くなるという結論に達した。

 英文約20ページの論文は何度も書き直し、提出は滑り込みセーフ。卒業式は睡眠1時間で迎えた。「根気よく続けることが大事だと分かりました」

 論文審査にかかわる江沢洋学習院大名誉教授は「どれだけのエネルギーでどれだけ光るかは電球開発に必要だが、実はちゃんと研究されていなかった。賞に値する論文です」と太鼓判を押す。

 慶応大理工学部で学び、学者を目指す。探検部で沢登りにも挑戦中。「身近な現象の理由が分かるのが物理の魅力。みんな物理を勉強しようって言いたい」とはきはき語る18歳。東京都出身。。。

 こういう人を応援したいですよね。