2009年05月の記事


「構内」
<<インド>>--ヴァラナシ--


ヴィシュワナート寺院に向かう参道の脇には、綺麗な休憩所が有った。

学生か、此処の仕事に従事する人か分からぬが、石のテーブルの上や芝生で午睡を貪っていた。

構内は綺麗に整理されていて、緑の芝生が綺麗だった。

此処はヒンドゥスタン・インターナショナル大学の構内だから、誰でも無料で入ることが出来る。

しかし寺院の中に入るには、気持ちばかりの入場料が必要である。

大理石で磨かれた寺院の中には、様々なシヴァ神に纏わる石像が置かれていたので、それらの幾つかを紹介してみたいと思う。
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「ヴィシュワナート寺院」
<<インド>>--ヴァラナシ--


ヴァラナシ・ヒンドゥー大学の構内にある、シヴァ神寺院の偉容。

午後の日差しが塔の影に隠れシルエットとなった。

此処の堂内には、様々なヒンドゥー教の神々が祀られており、シヴァ神を中心にラーマヤーナに出てくる様々な神々の彫像を見ることが出来る。

堂内は靴を脱いで入らなければならず、奥の院にはリンガ(男陰)とヨーニ(女陰)を象った彫像があるが、残念ながら撮影禁止である。

シルエットになってしまったので、良く分からないが、白大理石で作られたこの建物は、邸内の樹木の緑に映えて実に美しく輝いていた。
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「ヴィシュワナート寺院入口」
<<インド>>--ヴァラナシ--


ヴァラナシ・ヒンドゥー大学の構内にある、シヴァ神寺院の入口の光景。

観光名所ともなると、街の様相とは一変して綺麗である。

このピンク基調の入り口の建物は、明るく目を覆うばかりである。

この入り口の売店では、シヴァ神に纏わるさまざまな土産物が売られている。

面白いのは、此処の寺院の中に置かれている、男性や女性の性器を象った遺跡を絵葉書にして、あちこちで売られていることである。

ヒンドゥー教は、仏教やキリスト教などと違い、男女の交わりを神格化した(カーマ=性愛)仏像などが多いことを、皆さんもご存知の事と思う。

だから、仏像や壁画なども、女性の肉感的なポーズを表現した物が結構多い。

此処の構内には、美術館なども有り、しばらくは構内の様子を紹介したいと思う。
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「朝の店先」
<<インド>>--ヴァラナシ--


名所旧跡を訪問すべく、朝食後再度外に出たら、こんな店が有った。

これはチャイを売る店なのだろうか。

煮立てたお湯を、ヤカンに移しているようである。

インドでは、まだガスが普及していないらしく、煮物をするのにも石炭や薪を使用しているようである。

日本ではガスを使うのが当たり前になった現在でも、インドでは火をおこすのに一手間も二手間も掛かりそうである。

恐らく今の若い日本人は、嘗て我々が体験した薪や炭を使う料理の煮炊きは、知らないであろう。

私が若い頃は、ご飯を炊くのにも、竈で薪をくべて、釜で炊き加減を見ながら炊いたものである。

自動炊飯器で、タイマーをセットして朝食時には、ご飯が炊き上がっている今のご時勢とは隔世の感が有ると、この店の様子を見ながら思ったものである。
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「ホテル売店にて」
<<インド>>--ヴァラナシ--


インドの富豪、マハラジャの帽子を被っておどける相棒。

朝食後、仲間3人でホテルの売店に立ち寄り、土産物のこの帽子を被ってそれぞれ記念写真を撮った。

この帽子が一番似合ったのが彼で、私などは田舎芝居の似合わない鬘をかぶった感じなので、とても披露する訳にはいかない。

彼は、上に羽織っている麻のインド男性が着る涼しげな衣服が、気に入ったようで自分のお土産として買ったものである。

しかし、先日の会合では、彼はこの衣装を買ったは良いものの、日本でこの衣服を着るチャンスは無く、そのまま箪笥に入りっぱなしだとの事であった。

そう言えば、私もバリでワヤン君に貰ったバリ衣装は、日本で着るチャンスや勇気は無く、押入れに入りっぱなしの状態である。
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「受付嬢」
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ホテルのフロントに居た女性である。

目が大きく典型的なインド女性であろう。
とても物静かな人で、しっとりと落ち着いた感じが好感を持てた。

フロントの前に出てもらい撮った一枚であるが、ストロボを炊かずに自然光で撮ったので、ちょっと色が沈んだようである。

シックなサリーが、この女性の容貌と良く似合い、彼女の内面の優しさを表している様であった。

インドの女性が良く手首に巻いている紐は、一体何を意味するのであろうか、何かのお呪いのような気もするのだが…
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「ホテル駐車場」
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沐浴場や火葬場の見学を終えて、ホテルに戻った。

ホテルの庭内は、街の喧騒から離れて別天地である。
見事に晴れ上がった空は、今日の好天を約束してくれるようであった。

駐車場の奥には、このヒンドゥスタン・インターナショナル・ホテルの建設の謂れを記した、記念碑が置かれている。

駐車場に置かれたスクーターは、このホテルに勤務する従業員のもののようである。

ヴァラナシの貧困層に住む人々は、こんなホテルの中の生活を見た事は無いのではないかと、ちょっと心が痛んだ。

朝食を摂った後は、ヴァラナシの街の世界遺産や名所旧跡を訪問する予定である。
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「朝の街⑤」
<<インド>>--ヴァラナシ--


時刻は午前7時、まだ街灯が昼行灯の様に点いている。

地元の人には、毎日見慣れた朝の光景であろうが、旅行者の私には全ての光景が珍しく新鮮に映る。

サリーを着た女性、普段着の女の子、腰巻を巻いた男の子、街をパトロールする警官、肩からタオルを掛けている男性は沐浴に行くのだろうか。

何気ない朝の街の様子であるが、日本の同時刻は、街は会社に出勤するサラリーマンで溢れている頃だろうと思いながら、思いを巡らせて異文化の地を歩いていた。

こんな体験が出来る楽しさを感じながら・・・
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「朝の街④」
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始動し始めた朝の街は、何処でも活気が有って気持ちの良いものである。

店の前のゴミを箒ではく人、大きなタオルを肩に掛けて何処かに向かう自転車の男性、水を運んでいく人、露店の準備をする人などなど、動きはまちまちだが、朝の準備である事に間違いない。

不思議なのは、ビルの上の方がガランとしていて、人の気配が無い部屋が多いことである。

嘗ては店などが入っていたのが、不景気で空き家になってしまったのだろうか。

そういえば、大きなショッピングセンターで昼食を摂った時も、ビルのあちこちに空き部屋が有り、レストランだけが、営業していたのを思い出したものである。
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「朝の街③」
<<インド>>--ヴァラナシ--


早朝からの沐浴風景や火葬場見学を終えてホテルに戻る我々一向。

ヴァラナシまで来ると、日本人の姿は珍しいらしく、街の人達が話し掛けて来たり、我々を見詰める視線が結構多い。

現地ガイドのアラムさんに連れられての散策であるが、街の男性がアラムさんに話し掛けて来たが、我々には何を話しているのかチンプンカンであった。

サリーを着たお母さんが、片手で子供を抱いて歩いている姿は逞しく、インドの母といった感がある。

駐車している車は、トヨタ製であるが、新しい車は日本車が多い。

我々の乗っていた車も、残念ながら、ライバル車のトヨタであった。

これからホテルに戻って朝食という事になるのである。
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「朝の街②」
<<インド>>--ヴァラナシ--


活気を帯びてきた朝のヴァラナシの街の光景。

三々五々朝の街を行き交う人々の表情は様々である。

画面の中ほどに、白い制服を着た男の子が居るが、彼は今まで写真を載せていた女子生徒達と同じ学校に通う男子生徒であろうか。

学校から差し向けられるスクールバスならぬ、スクールリンタクを待っているといった感じである。

インドでは、結婚するまでは、男女が仲良く腕を組んで歩くと言う事は皆無であると言う。

昔の日本の男女七歳にして席を同じうせず、と言った風習があるようである。

従って男女がペアーで歩いているのは、全て既婚者であると言う事になる。

男同士が腕を組んで歩いている姿を見ると、彼等はホモではないかと思ってしまうが、自由恋愛が認められていないインドでは、男同士、女同士が仲良く歩くのは、当たり前の事だと、アラムさんが言っていた。
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「通学時」
<<インド>>--ヴァラナシ--


人力車に乗って学校に向かう、女子生徒達の光景。

彼女たちは小学生だろうか、まだあどけなさが残る顔から、勉強に向かう楽しさが感じられる。

どうやら人力車を漕ぐ男性も、学校の専任者の様で、学生だけを乗せる車のようであるのが、彼の着ているユニフォームから推測される。

こうしておそろいのユニフォームを着て、学校に通えるのは、中流階級以上の子女であろう。

インドでは、階級に関係なく、女の子は小さい時からほとんどの子が、ピアス系のイヤリングをしている、これは日本では見掛けないことであろう。

貧しい人々と、恵まれた環境に居る人々が、同じ街に住んでいて、トラブルが発生しないのも、インドの国情なのであろうか。

余談だが、昨夜の旅仲間との会合で、出席した全員が小生のつたないページを、毎日見ていてくれていると聞いて驚いた。

いささかページの更新も、マンネリになりつつある中での、皆の感想を聞いて、今更ながらもう一度気を引き締めて、メンテを続けなければならないと、身の引き締まる思いを抱いた次第である。
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「混然と」
<<インド>>--ヴァラナシ--


正にインドの住宅事情の縮図ような一場面である。

街を歩きながら何気なく上を見上げて撮った一枚である。

黒く汚れた壁は、塗装が剥げているのか、カビが生えているのか分からないが、見るからに汚い。
屋根の一部には、ぺんぺん草が生えている所さえある。

電線が無作為に張り巡らされていて、丸めて放置されている有様である。
線が切れたら、この予備で直ぐに張りかえる為の予備であろうか。

こんな配線状態で、漏電事故は起きないのかと、気になるところである。

所構わず貼ってある広告は、建物の状態には関係なく、貼れる所には貼るといった具合である。

果たして、このビルには住人は居るのであろうか。
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「朝のひと時③」
<<インド>>--ヴァラナシ--


一人椅子に腰掛けて、周囲を見張る老警官の姿。

彼は若い警官たちの中に混じって、司令官的立場なのであろうか。

目付きは鋭いが、端然とした姿は、人を包容するだけの度量が有りそうである。

綺麗に磨き上げられた靴や、ベレー帽に合わせた靴下など、身だしなみにも配慮されている。

何も起こらなければ、退屈な勤務であろうが、ムンバイで起きたテロ襲撃事件のように、ひとたび事が起これば、死命を賭して事に当たらなければならないのだろう。

だから、ゆったりした態度の中にも、眼だけは鋭く周囲を見張っている態度が見受けられた。
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「朝のひと時②」
<<インド>>--ヴァラナシ--


こちらは沐浴場の入り口で警戒態勢を取っている警官たち。

と言っても見張りをしているのか、休憩しているのか分からないような、それぞれの態度である。

しかし機関銃などの武器は物々しい感じがする。

銃だけが置いてあるのは、軽食を摂っている警官の預かり物だろうか。

皆がきちんとした革靴を履いている姿を見たのは、久し振りのような気がする。

流石に国を守る警官たちの身なりは、きちんとしていて安心したものである。
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「朝のひと時」
<<インド>>--ヴァラナシ--


露店の軽食屋で一休みする男性たち。

長椅子に座っているのは、全て警察官である。

我々がインドを訪問したのは、丁度ムンバイで大規模なテロ襲撃事件が発生した後であった。

ヴァラナシの沐浴場付近も、欧米の観光客が集まる所であるから、街角にはたくさんの警察官が銃を持って警戒していた。

しかし彼等も人の子、朝の食事時は、こうして露店の軽食処でチャイを飲んだり、軽食を摂ったりしている。

彼等が丸腰なのは、別の所で見張りをしている仲間に銃を預けて来ているからだ。

私が見た限り、彼等の勤務態度は、余り真剣に警戒態勢を取っているようには見えなかった。
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「朝の街」
<<インド>>--ヴァラナシ--


夜が明けて、街は一斉に始動し始めた。

それぞれの人たちが、目的に向かって活動を開始している。

驚くのは、インドの地方都市にまで、韓国のサムソンが進出している事である。
インドの大企業、TATAの広告を押し退けるように巾を効かせている。

しかし、横断幕が逆さまなのが何とも愉快である、意図が有るのか無いのか…

日本企業の広告を見掛けたのは記憶に無いが、韓国企業の躍進の目覚しいのには目を見張るものが有る。

東南アジアでは、日本が圧倒的なシェアーを誇っていると思っていたが、インドではそうでも無さそうである。

日本もうかうかしていられないと、この光景を見て思ったものである。
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「爽やかプレー」
<<日本>>--自宅付近--


昨日のゴルフの証拠写真である。

昼食を終えて、午後のスタートの前のひと時を、キャディさんとのツーショットで決めた。

携帯電話を持っている事に気付き、我々4人の記念写真の後に撮った、余興の一枚である。

とても感じの良いキャディさんで、五月晴れの爽やかな風の吹く中、一日気持ち良くプレーする事が出来た。

同伴者は後ろに見える私の弟と従弟、そして学生時代からの親友だから、気の置けないお楽しみゴルフである。

それぞれのスコアーは兎も角、健康でプレー出来る事の有難さを感じた一日であった。
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「唯我独尊」
<<インド>>--ヴァラナシ--


共同トイレの近くで見掛けた男の姿。

缶ビールを飲みながら地べたに座り込んで、じっと目を据えているこの男、一体どんな境遇なのであろうか。

空のポケットがズボンからはみ出しているが何も入っていない。

周りの視線を全く気にせず、ただ朴念と座り込んでいる。

地元の人々は、そんな彼の存在を全く気にせず通り過ぎるが、観光客である我々は気にせずにはいせれない。

ホームレスかどうなのか判然としないが、目だけは鋭く、ずっと前方を見詰めていたのだった。
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「共同トイレ」
<<インド>>--ヴァラナシ--


裏通りの路地を出た所に、共同トイレが有った。

沐浴場の光景を見た後、狭い路地を通り、火葬場の見学に行き、此処まで戻ってくるのに約2時間掛かった。

だから我々も、小用を足したくなって、早速この共同トイレを使用したものだが、このトイレは大小兼用のトイレである。

男性が小用を足すのには支障ないが、大便や女性が使用するのには、ドアも何も無いから、衆人看視の中で用を足さなければならなず、文明国に住む人には、とても使用出来たものではないだろう。

流石にすっかり朝が明けたこの時間には、現地人も小用以外には使用している人は居なかった。
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「帰り道⑦」
<<インド>>--ヴァラナシ--


そろそろこの裏通りの路地も出口に近付いてきた。

痩せた子牛がうろついているのが、うら寂しい感じである。

新インフルエンザが世界各地に蔓延し始めて、日本にも遂に患者が出たが、インドで発症者が出た話を聞かないのはどうした事なのだろうか。

こんな劣悪な環境に住む人達は、免疫性が強いのか、国の防疫体制が確立されていないために、発症を確認出来ないのか、いずれにせよ不思議な話である。

まさか海外に出る人が皆無であるとは、信じ難い事ではあるが…
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「帰り道⑥」
<<インド>>--ヴァラナシ--


これだから牛や羊が、路地を餌を漁ってうろつく筈である。

ゴミとして出された野菜などが、所狭しと積み上げられている。

こんなご馳走を彼らが見逃す筈はないであろう。

路地にはゴミの山の他にも、レンガ塀が崩れた瓦礫などが散乱しており、歩きにくい。

それでも此処の路地は泥道ではなく、石畳がきちんと敷き詰められた道だから、綺麗に整備されれば、ヴェネチアの路地裏のように、見応えのある景観になるのではないかと、思ったものである。

しかし、考えようによっては、これがインドの路地を象徴する光景であるのだと思えば、世界の街角を撮り歩く私には、貴重な被写体に見えてくるのである。
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「帰り道⑤」
<<インド>>--ヴァラナシ--


路地が石段に差し掛かり、段々と周囲が明るくなって来た。

またまた行く手を、牛がのさばって餌を漁っているが、もうこの状況にも段々慣れて来て、さほど気にならなくなるから、慣れとは妙なものである。

時々見掛ける左に有る不思議な鉄の塔は、一体何なのであろうか。

良く見ると、ヒンズー教の僧たちの絵が掘り込まれているようである。

この時はいささか歩き疲れて、この物体が何であるのか、アラムさんに聞くのを逸してしまったが、今になって不思議な物であったなと気付くのである。

旅の最中には見過ごしてしまったものが、後になって疑問に思うことが、多々有るものである。
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「帰り道④」
<<インド>>--ヴァラナシ--


荷車が二台置かれている路地裏の光景。

日本では当の昔に見られなくなったこんな荷車を見ると、何となく懐かしい感じがする。

屈み込んで何かをしている女性、裸で家から出てくる男性など、朝の路地裏の生活臭が匂ってくる。

それにしても道端に集められた、ゴミとも残飯ともつかない、異臭のする汚物はどうもいただけない。

牛や羊、犬達はこうしたものを目当てに路地をうろつくのだろう。

こうした光景は、インドの至る所で見られる街の様子なのであり、アカデミーを独占した「スラムドッグ$ミリオネアー」にもこんな場面が随所に出てくるのではないだろうか。
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「新聞を売る男」
<<インド>>--ヴァラナシ--


路地の交差点で店を張って新聞を売っている男の姿。

こんな所で新聞を並べて、果たして売れるのだろうかと気になるところである。

この周辺では日本のように、新聞を取る人もほとんど居ないだろうから、新聞が見たい人間は、どこかで買うしかないのだろう。

子供達も学校に行けるのは中流以上で、前に載せた兄妹のように、仕事をして一家の支えをしている子供達が多い。

新聞を売る男の脇で、石の上に座って眺めている男には、新聞は無用の長物のようである。

売れずに残った新聞は、一体どうするのだろうかと、気になったものである。
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「朝のひと時」
<<インド>>--ヴァラナシ--


路地が交差する場所で思い思いに朝のひと時を過ごす人々。

廃屋になった家の前で、新聞を並べて売る青年、その様子を見守るおじさん、そしてその先では、此処で寝泊りをしている男性の姿など、朝の過ごし方はさまざまである。

前方の石の上では、まだ寝ている男性も居る。

ダリットの人々は家を持っていない人も多いのである。

恐らく風呂に入ることも無く、専ら体を洗うのはガンジス河の沐浴場であろう。

人間本来の姿は動物であるから、こんな生活をしていても、食べ物さえあれば生きて行けるのだと実感したものである。
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「狭い路地」
<<インド>>--ヴァラナシ--


どうやらこの路地は行き止まりらしい。

それでも突き当たりにバイクが置いてある所を見ると、家の主が所有者であるようだ。

しかしこんな狭い路地に駐車して、このバイクを引っ張り出すには、かなり苦労をするんじゃないかと余計な心配をしてしまう。

石の上には、洗濯をしたズボンが干して有るが、こんな日の当たらない所に乾しても、中々乾かないんじゃないかと、またまた気になるのである。

それでも、こうして家が有り、バイクを所有する事が出来る人達は、まだ恵まれた環境に有るのだと言えるだろう。

カースト制度の最下層に位置する、ダリットと呼ばれる人々は、人間扱いをされない生活を余儀なくされているのがインドの現実である。
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「帰り道③」
<<インド>>--ヴァラナシ--


今まで載せていた光景を通り過ぎてから、振り返って撮った光景。

同じ路地でも、アングルを変えるとこれだけ情景が変わる。

講師も正面から見ることが出来、水を汲む女性のこちらを見る顔もはっきりと認識出来る。

此処には街灯も点灯しており、外光も上から入ってくるので、明るい感じがする。

それにしても此処に住む住人がどんな暮らしをしているのか、家の中を見てみたい気がしたものである。

石造りの家と、木造の違いは有るが、新宿のゴールデン街の路地もこんな感じだったなと、懐かしささえ覚える路地裏の光景であった。
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「帰り道②」
<<インド>>--ヴァラナシ--


痩せた子牛が路地でうろうろと餌を探している。

その脇では、女性が道路脇に有る水道で水を汲んでいる。

日の当たらない路地では、日常の朝の生活が始まっている。

こんなじめじめとした、湿気の多い異臭のする路地裏で生活していて病気にならないのかと、不思議にさえ感じる生活空間である。

恐らく、今回の豚インフルエンザの発生地であるメキシコも、同じような環境の場所が有るのではないだろうか。
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「帰り道」
<<インド>>--ヴァラナシ--


火葬場を見学した後は、また来た道を戻る事となる。

しかし道というのは面白いもので、行きに見た光景と、帰りの光景では、全く違う所を歩いているような感じがするから不思議である。

細い路地には、牛の落し物などがあちこちに点在しているから、ビデオを覗きながら歩いていると、うっかり踏んでしまうから要注意である。

昔の日本でも夏には裸で外に出る人を結構見掛けたものだが、最近ではうっかり裸で歩こうものなら、公序良俗に反する行為で、逮捕されかねないご時勢だから、流石に見られなくなった。

インドでは、このように裸で歩く人を良く見掛けるから、一昔前の日本と言った所だろうか。

折りしも世界は豚インフルエンザ騒動で、WHOの見解がフェーズ5に引き上げられた。

不衛生なインドで、豚インフルの患者が出たら、大変な事になるだろうと、ニュースを見るにつけ感じる昨今である。
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