腸内で細菌と抗体の微妙バランス 科学番組「腸内フローラ」
腸内で細菌と抗体の微妙バランス 科学番組「腸内フローラ」.

 日曜日午後9時台の科学番組.まずは番組広報の案内文を提示させてもらう.
 腸内フローラ(腸内細菌の生態系)に、今注目が集まっている。
 私たちの腸内には100兆以上もの細菌が住んでいて、その菌が出す物質が全身の健康と深く関わっていることが分かってきた。
 美肌やダイエットなど身近な話から、がんや糖尿病、うつなどの病気まで。
 既存の治療だけでは限界のある病気に対する切り札として、腸内フローラが脚光を浴びているのだ。
 最先端の研究を紹介しながら、腸内細菌と人間の知られざる関係に迫る。

 ポイントは、次ぎにあるらしい.
 1)胎児は母体内で無菌状態にある.
 2)誕生の瞬間から多くの細菌が人体に取り込まれる.
 3)腸には粘膜があって、細菌のすべてが体内に繁殖するわけではない.体内にはいった細菌は、粘膜の壁を透過できず、排泄される.
 4)が、そこに抗体と組み合わされた、4種かの細菌がとりこまれ、わかりやすく申すと<免疫>になってくれる、らしい.
 5)その免疫効果というべきか、
 番組説明にある「美肌、ダイエット、がんや糖尿病、うつ」などに
 「既存の治療だけでは限界のある病気に対する切り札」と、役するという話.

 無菌状態をつくって飼育したラットに、肥満体のヒトと同じ組成の餌、スリムなヒトと同じ組成の餌を与える実験にはじまり、腸壁の粘膜の電子顕微鏡画像を解析.
 
 細菌と人類がつちかった<微妙なバランス>.そこが明らかになってきたらしい.再放送でみると、いっそう判明するかも.