堤未果著『ルポ貧困大国アメリカⅡ』
 堤未果著『ルポ貧困大国アメリカⅡ』 ともかくアメリカで市民の談話を収集。その情報収集力で公教育、社会保障、医療、刑務所労働を書く。

 前の著書が「自然災害、肥満児童、医療難民、住宅ローンに「経済徴兵制をつなぐ『行きすぎた市場原理』というキーワード」と自ら書いている。

 今回はオバマ政権後のアメリカの期待と挫折。元大統領の「君の主張は正論で私も同感だ。では、私がそれを実行できるよう君が動いてくれるかねー」。

 日本のアメリカ化。日本の先が示されているようにも、読めるのであるが(岩波新書 20010年)。