清流 シュワンペツ川
 西別川の源流部にちかいところで合流する支流のひとつにシュワンペツ川がある。
 そこに、戦後もうけられた水力発電用のダムがあると聞いていた。住民の方が自力で記録した地図上では明確ながら、たどりつくのは難しかったが、今回、訪問。


      

 小さな支流ながら、せきとめた人工湖に相当する堰き止め部分は、それなりの水をたくわえていた。近づいてみると、水のかもしだす景観には、人々をして癒すものがある。

      

 夏。ほとばしる水流には涼気がただよい、小型ダムながら覇気にみちたものがあって、元気をもらった。
 農村電化。中心集落、すなわち役場所在地から離れること20キロ。独自の電源確保なくしてランプ生活の時に自然改変。

 そうではあるが、ここにダムをしつらえ≪小回り電源≫の確保。
 住民の悲願中の悲願であったに違いない。ささやかに確保した電源。聞くことのできたラジオで聞いた番組は≪NHKのど自慢≫だったか、≪街頭録音≫であったか。それより先に、≪牛のためのなにか?≫であったかも知れないのだ。

編集 ペン : いつの世も生活に密着した智慧と力に敵うものはないと思います。机上の空論で右往左往しているお偉いさんに見せてあげたいものです^^