2011 09/02 07:14
Category : 書評
斎藤孝著『福沢諭吉『学問のすゝめ』』。多くの人が承知している『学問のすすめ』。その書はいかなるものかと、解説するシリーズの1冊。
本書理解には誤解が多いという。
「天は人の上に人を作らず」には「といえり」の部分があって、本人が言ったのではなく、アメリカの独立宣言の「一部を意訳」したものと、言われている点の指摘。
「人間の平等を説いた本」、「学問をすすめた本」と評するものも多いが、「人間は学問をするかしないかによって大きく差がつく。頑張って学問に精を出せ」と言ったとする(9p)。
時代の変わり目をどう生きる。震災で価値観がかわるという時代、次の代を開くには、原書で読んでみるのがよいのかも知れない。(NHKETV「100分 de 名著」 日本放送出版協会 2011年7月)。
本書理解には誤解が多いという。
「天は人の上に人を作らず」には「といえり」の部分があって、本人が言ったのではなく、アメリカの独立宣言の「一部を意訳」したものと、言われている点の指摘。
「人間の平等を説いた本」、「学問をすすめた本」と評するものも多いが、「人間は学問をするかしないかによって大きく差がつく。頑張って学問に精を出せ」と言ったとする(9p)。
時代の変わり目をどう生きる。震災で価値観がかわるという時代、次の代を開くには、原書で読んでみるのがよいのかも知れない。(NHKETV「100分 de 名著」 日本放送出版協会 2011年7月)。