2011 09/03 04:45
Category : 書評
高山博著『文明共存の道を求めて―地中海世界から現代をみる』。 グローバル社会といわれるが、交流と共同分担の秩序形成には地と汗の流出が存在したことをあらためて、実感させてくれる。
舞台はアラブ、イスラム、ギリシャ、ビザンツ、ラテン・ヨーロッパの世界。ながら、そこにあった「異質な文化の人々が平和裡に共存繁栄した中世シチリア王国から、課題解決の方法を探る」と、表紙の紹介にある。
国際社会で暦の統一、紀年法の統一が20世紀にはいってからの所産であることを取り上げ、グローバル化社会で共通理解や行動の統一が可能である背景と要因を示す。
人類の文化に「できないことはないはず」と、主張しているように思える。(NHK人間講座 2003年10月)
舞台はアラブ、イスラム、ギリシャ、ビザンツ、ラテン・ヨーロッパの世界。ながら、そこにあった「異質な文化の人々が平和裡に共存繁栄した中世シチリア王国から、課題解決の方法を探る」と、表紙の紹介にある。
国際社会で暦の統一、紀年法の統一が20世紀にはいってからの所産であることを取り上げ、グローバル化社会で共通理解や行動の統一が可能である背景と要因を示す。
人類の文化に「できないことはないはず」と、主張しているように思える。(NHK人間講座 2003年10月)