2004年10月の記事


新潟県中越地震の余震前兆雲!
10/23 22:26 37.3N 138.8E 10k M4.4 新潟県中越地方/震度4
10/23 22:35 37.3N 138.9E 10k M4.5 新潟県中越地方/震度4
10/23 22:58 37.4N 139.0E 10k M4.3 新潟県中越地方/震度4
10/23 23:34 37.3N 138.9E 10k M5.3 新潟県中越地方/震度4
10/24 04:31 37.3N 138.9E 10k M3.5 新潟県中越地方/震度4
10/24 09:28 37.2N 138.9E 10k M4.6 新潟県中越地方/震度4
10/24 14:21 37.3N 138.8E 10k M4.9 新潟県中越地方/震度5強
10/24 16:06 37.3N 138.9E 10k M4.6 新潟県中越地方/震度4
10/24 17:21 37.3N 138.9E 10k M4.1 新潟県中越地方/震度4
10/24 23:00 37.2N 138.9E 浅い M5.0 新潟県中越地方/震度4
10/25 00:28 37.2N 138.9E 10k M5.2 新潟県中越地方/震度5弱
10/25 01:27 37.1N 138.8E 浅い M4.5 新潟県中越地方/震度4
10/25 06:05 37.3N 138.9E 10k M5.6 新潟県中越地方/震度5強
10/25 20:26 37.2N 138.8E 10k M3.9 新潟県中越地方/震度4
10/26 03:32 37.4N 138.8E 10k M4.1 新潟県中越地方/震度4
10/27 10:26 37.4N 138.9E 20k M4.3 新潟県中越地方/震度4
10/27 10:40 37.3N 139.0E 10k M6.0 新潟県中越地方/震度6弱
10/27 12:05 37.4N 138.9E 10k M4.2 新潟県中越地方/震度4
10/27 15:23 37.4N 138.9E 10k M4.2 新潟県中越地方/震度4
10/27 21:09 37.3N 139.0E 10k M4.0 新潟県中越地方/震度4
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
10/27 05:48:14 57.17S 24.86W 38.2 6.0M A サウス・サンドウィッチ諸島
10/27 07:53:07 57.11S 24.71W 10.0 6.4M A サウス・サンドウィッチ諸島


☆★☆読者からの画像レポート紹介★☆★
 新潟市の匿名希望OGUさんから、会社の同僚が撮影した新潟県中越地震の余震前兆と思われる画像が届いている(撮影日時/24日15:20頃)。その後、24日23:00時にM5.0/震度4、25日00:28時にM5.2/震度5弱、同日06:05にM5.6/震度5強などが発生しており、強い余震との関連が想起される雲であると思う。投稿者に確認したところ、画像に写っている放射現象のほぼ収束方向に震央が位置することが分った。

 各掲示板などでは、もしも地震雲が存在するならば、頻発する余震の前兆雲が沢山見られることになる筈だが、どうだろうか? といった疑問が見られている。
 答えはもちろん然りだ。余震の前兆雲も出現しており、当然それらは確認することができる。
 実際、昨年の十勝沖地震を例として、私は東京スポーツ新聞に掲載された通り、本震2日前の直前前兆雲を観測した。その後の余震についても、繰り返し目撃される同震源方向を指向する巨大な断層状雲を飽きるほど見た。普段ならば危険を呼びかけるべく、逃さずに更新して記録する大規模な前兆雲なのだが、しかし、あれほど頻繁に出現されると、とても手には負えなくなる。また、マスコミが強い余震の警戒報道を繰り返している最中において、M5〜6の余震前兆雲が確認されたなどと発表することに、一体どれほどの意義があるだろうか? という疑問があって、これら頻発する余震前兆雲の記録は全く残していない。


●●気象学者からの地震雲批判に対して●●
 地震雲による予知が成功したといった話題が起こる度に、気象学者といった否定派からは気象学で説明不能な不可思議な雲が確認されない限りは認められない。現時点において気象学で説明できない雲は確認されていない、といった批判が寄せられる。その彼ら否定派たちが第一に挙げる誤解と偏見は・・・
 1.地震雲報告の殆どは、たまたま見られた奇妙な雲を地震雲と思い込んでいるに過ぎない。
 2.日本付近だけに限っても1日平均300個以上の地震が発生している(人間に感じる有感地震は1日平均あたり3〜5回)のに、それと比較して地震雲の報告はごく僅かである。
 といったものである。
 
 確かに1.については、地震雲のことをまだよく判っていない一般の人々から寄せられる報告の中にはある。しかし、地震雲にはもっと確固とした明確な判別基準がある。
 それは地震雲の形成原因として最も疑わしい地殻からの前兆電磁波の影響と見られる、直線で構成された明瞭かつ幾何学的な形状や規則的な模様を伴っていることである。つまり帯状や断層状といった明瞭な直線形状、放射状の直線構成を見せる放射状雲、幾重にも重なる円弧で構成された波紋状雲、規則的な並列を繰り返している波状雲、規則的な鱗状や石垣模様を伴っている高積雲などである。
 そしてもう一つ重要なことは、これらの地震雲の一部はそのまま気象上よく知られているものであり、その他全ての地震雲も気象学的にはごく普通の高積雲や高層雲や巻雲に過ぎないということである。であるから気象学で知られていない雲ならば地震雲の可能として認める、といったことは不可能なのだ。肝心なことは、これら地震雲と称する雲は例外なく、これから発生しようとする震源方位に向いているということ。この指向性こそが地震雲の最重要特徴だ。更には、地震雲の規模から地震のマグニチュード(M)が判別でき、形状の特徴や印象から震源震度や深さ、発生タイミングの傾向などが分る。
 否定派の説明によれば全てが風向に沿っているだけということであるので、今後は彼らお得意の気象データによってそのことを示して欲しいと思う。

 2.については、地震雲支持者の中でも意見はバラバラ。しかし、地震雲から発生地震の規模(M)が判断できるようになれば、小さな地震の地震雲ならば毎日のように幾らでも出現している、という結論に到達することになる。それは当然、地震の規模(M)と比例的関係であって、観測地震雲の規模も同様である。地震雲が滅多に見られないといった意見を持つ者は殆ど、地震の発生規模(M)を判別できない観測者からのものである。
 私は発生地震の規模を地震雲から判別できるので、小さな規模の地震の前兆雲ほど出現頻度が高いことも観測上で確認しているので、そのことから小さな地震であっても殆どの地震(マグニチュードで示す段階には至っていないが)には地震雲の発生が伴うものと考えている。

 ところで、気象学者たちは気象学で説明できない雲の存在はないなどというが、飛行機雲の発生しない低高度で、尚且つ、航空機の無い状態を確認している最中、突如、目前で音速など比較にならないほどの超高速で形成される綱状雲(一見、形状的には飛行機雲と酷似している)が存在しており、私はこれらを幾度も目撃してきた。これを飛行機雲も形成できないほどの低高度でジェット気流が・・といった奇説無しで解説できるだろうか? 私はこれら綱状雲も地震雲の一つであり、結果(地震)の確認が明瞭なタイプとして重視している。


★Crystalからのお知らせ!
 1. 当サイトでも画像投稿BBSを新設しました。こちらは空の前兆報告を中心に、参考画像を投稿する場合などにご利用下さい。その他の前兆レポートやご意見などは従来BBSをご利用下さい。
 (アドレスは、http://www.crystal-website.com/bbs/zencho/reportbbs.cgi)
 2. 更新情報ページトップに新潟県中越地震に関する参考サイトをリンクしました。
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16日地震雲の結果か・・新潟中越地方で震災
10/17 08:38 28.6N 143.1E 10k 5.1M 小笠原北部(世界)
10/23 17:56 37.3N 138.8E 20k M6.8 新潟県中越地方/震度6強 
10/23 18:03 37.3N 139.0E 10k M6.2 新潟県中越地方/震度5強 
10/23 18:12 37.2N 138.8E 浅い M5.9 新潟県中越地方/震度6強 
10/23 18:28 37.2N 138.8E 10k M4.4 新潟県中越地方/震度4
10/23 18:34 37.3N 138.9E 10k M6.3 新潟県中越地方/震度6強 
10/23 18:36 37.3N 139.0E 10k M5.0 新潟県中越地方/震度5弱
10/23 18:57 37.2N 138.9E 浅い M5.1 新潟県中越地方/震度5強 
10/23 19:36 37.2N 138.8E 10k M5.2 新潟県中越地方/震度5弱
10/23 19:46 37.3N 138.9E 10k M5.9 新潟県中越地方/震度6弱
10/23 20:02 37.2N 138.9E 10k M4.4 新潟県中越地方/震度4
10/23 20:34 37.2N 138.8E 10k M3.9 新潟県中越地方/震度4
10/23 20:02 37.2N 138.9E 10k M4.4 新潟県中越地方/震度4
10/23 20:55 37.2N 138.8E 10k M4.4 新潟県中越地方/震度4
10/23 21:44 37.3N 139.0E 10k M4.9 新潟県中越地方/震度4
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
10/21 03:32:27 14.05S 166.56E 81.7 6.1M A バヌアツ


 現在、勤務が多忙にて検証確認も結果の後追いも思うようにままならない状況。今回の新潟震災で亡くなられた方や多くの被災者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
 参考:10月23日新潟県中越地方の地震に関する情報

 すでにお気付きの方も多いかもしれないが、下記、前回更新で紹介した今月16日夕方の地震雲、これが前兆であった疑いがあると思う。
 湾曲型断層状の場合には複数震源の複合の可能性を私は考えているが、観察者からの報告を見てもそれが分る感じがしている。尚、主要な断層形状指向方位ラインは、そのまま地震雲出現時のピーク衛星画像が示す通り、ほぼ新潟震源付近の上空を貫いていた。茨城県土浦市からの報告では方位角40−220度と130−310度ラインの二つがクロスしていたという。この310度方位側が震源方位だった。札幌からの報告では方位角195〜200度側という指摘が新潟に当たっていた。この時の断層状雲は三重県阿児町からのライブカメラ画像にも映っていることから遥かに長大な規模だ。当サイト掲載報告の凄まじい画像を見ても、これが決してタダ事で済まないレベルの地震雲であることは、まず間違いがない。
 それから衛星画像予知で知られる青松氏は22日、72時間以内に福島県付近の東北南部全域沖にてM6以上/震度4以上という具合の内容で予知していた。

 ただ、TVでの解説にある通り、すでに本震が発生しているので、後から発生してくる地震は全て余震で小さくなっていくものなどと安堵していると非常に危険だ。これが本震かどうかなどは判らないのであって、実は前震に過ぎなかった、なんていうことも稀ながら実際にある。16日出現の地震雲の規模と凄まじさからいっても、まだとても安心できない・・。つまり、更に大きな本震の発生や、或いは今度は逆方位側の東南海方面で、なんていうことも或いは在りえるかもしれないからだ。
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昨夕、関東を中心に凄まじい赤焼けと 二分割状地震雲が出現!
10/08 04:26 42.3N 143.1E 60k M5.1 北海道南部の十勝地方南部
10/15 13:09 24.6N 122.8E 90k M6.6 与那国島近海/震度5弱
10/17 02:19 36.3N 141.5E 40k M5.6 茨城県沖
10/17 03:54 36.3N 141.5E 30k M5.6 茨城県沖
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
10/07 07:30:57 0.70S 134.32E 10.0 6.2M A インドネシア/イリアンジャヤ北西部
10/08 17:27:53 10.99S 162.14E 37.5 6.8M A ソロモン
10/08 23:36:05 13.87N 120.59E 105.0 6.5M A フィリピン





 昨日16日の夕方は、関東を中心に凄まじい赤色2分割状雲が目撃された(画像/横浜--17時30分頃)。IN自然研究所ライブ映像にも志摩半島横山から見た英虞湾/三重県阿児町(横山)16:04などにそれが確認できる。
 サイト「KEI栃木の空」からの観測レポートによれば、断層状の指向方位は方位角25−205度前後で、ちょうど衛星画像が捉えている太平洋側の秋雨前線らしき停滞前線によって形成された巨大な雲塊の筋ともほぼ合致する。残念ながら、このような場合はアンチ地震雲派の格好の否定材料にされやすい。
 しかし私の見解では、敢えてこのような気象条件や雲の中にこそ、地震前兆は反映しやすいものと理解する。肝心なことは相関性の高い対応結果(地震)が確認されるかどうかにある。メカニズムの解明を待たずとも予知利用は可能であって、これまでのケースからもまず確実に対応すべき結果が見られるものと思う。
 否定派たちは衛星画像の断層状ラインを絶対視して結果地震を認めない傾向が強いが、私は直視観測の測定方位をより重視する。理由としては、前線などの形成雲に前兆が出現しやすいが、これらの衛星画像が捉えて示す断層ラインがそのまま直視での地震雲指向方位ラインと合致しているとは限らないということ。もう一つは衛星画像そのものにカメラの撮影角度がついていて直視測定とはズレがあること、地表と上空の雲の高度差もズレとして画像に表れることなどが上げられる。
 早速、昨日の二分割状の指向ラインに近い地震として、本日の朝に日高支庁東部のM4.2と東海道沖M4.4などが発生している。各画像報告からはもっと大きな地震、M6超やM7以上すら疑えるように思えるが、直接確認していないので実際、何ともいえない。最大の決め手は断層形状の出現している長さなのだが、画像はその部分しか捉えないし、拡大撮影の場合は印象度がより強調されて地震の規模を拡大解釈してしまいやすいのが欠点。もう一つの点は、このような赤焼けした赤色地震雲の場合には、より印象度が誇張されるということと、あまり誰も指摘しないことだが、出現している地震雲と赤焼けを起こしている震源は必ずしも同一とは限らず、寧ろ多くの場合には別物であるという事実にある。これが赤色地震雲だから発生時間が早いとか規模が大きい、などとは限らない理由である。
 それで今回の場合も、この異常赤焼けの原因となっている震源は、例えばマリアナ海溝であるとか小笠原諸島海域であるとかが疑わしい候補に上げられる。そして地震雲の指向方位からは、発生規模がM7前後ならぱインドネシア諸島海域などが怪しいものと考えられる。結果は殆どの場合、一週間程度の内には見えるだろうと思う。

 尚、私は自分自身の観測経験から帯雲や断層状雲の直角方位(垂直)震源説には強く反対する。そのようなケースが私には確認できなかったことと、理論的にも目撃地によって震源想定方位が異なってしまう垂直方位説は理路整然としない。これについては、東海アマの岩瀬氏も全体の2割程度しかなかったと主張しているが、私はあらゆる全ての垂直地震雲報告の過去事例についても擬似相関として疑っている。
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昨夜、関東に震度5弱の地震 気象学者の幼稚な地震雲批判!
09/07 21:41 37.4N 138.9E 10k M4.3 新潟県中越地方/震度4
09/08 03:36 33.3N 137.2E 10k M5.4 東海道沖
09/08 23:40 33.1N 137.3E 10k M5.3 東海道沖
09/08 23:58 33.2N 137.2E 10k M6.2 東海道沖
09/10 11:06 33.1N 136.7E 10k M5.4 紀伊半島沖
09/10 13:22 42.3N 143.1E 60k M5.2 北海道南部の十勝支庁南部
09/13 12:01 44.5N 151.3E 10k M6.0 千島列島
09/23 10:55 25.1N 127.1E 39k 5.3M A 南西諸島中部(世界)
09/28 19:41 32.4N 141.2E 46k 5.0M A 伊豆諸島中部(世界)
09/28 19:43 32.4N 141.3E 40k 5.0M A 伊豆諸島中部(世界)
10/03 00:22 27.9N 127.7E 79k 5.1M B 南西諸島中部(世界)
10/06 23:40 36.0N 140.1E 60k M5.8 茨城県南部/震度5弱
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
09/06 21:42:59 55.33S 28.84W 10.0 6.9M A サウス・サンドウィッチ諸島
09/07 20:53:06 28.58S 65.83W 22.3 6.4M A アルゼンチン北部
09/10 01:33:22 17.71N 81.59W 29.9 6.0M A ケイマン諸島
09/12 06:52:36 57.93S 25.34W 48.1 6.1M B サウス・サンドウィッチ諸島
09/16 04:10:50 14.24N 120.46E 118.3 6.0M A フィリピン
09/20 05:26:03 52.26N 173.95E 21.1 6.2M A アリューシャン列島
09/29 00:29:53 52.39S 28.10E 10.0 6.4M アフリカの南
09/29 02:15:24 35.82N 120.37W 7.9 6.0M 米国西部カリフォルニア州中部
10/05 04:20:35 14.57N 146.94E 7.2 6.0M A 北マリアナ諸島


 電話回線の不通で電話もネット利用も出来ない状態が暫く続いたが、今は完全に修復している。以前から少し電話の音声がカスレて聞き辛いといった兆候は出ていたが、これに台風18号がトドメを刺したのか、電話の引き込み線の安全器が壁から剥がれてブラ下がり、その中に雨水が入っていた・・。
 体調の方は、ロシア産チャーガ(カバノアナタケ)のエキスを煎じて飲むようになってからは、なんとか立ち直ってきたように思う。ただ勤務の状況が更に厳しくなり、なかなか時間が取れなくなってきている・・。


 昨夜は茨城県南部を震源とするM5.8/震度5弱もの強い地震が発生。深夜だからこそ尚更、恐怖を伴ったことと思う。この地震で怪我などの被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げたい。
 因果関係を示すことは難しいが、今回の場合などが虹と地震の符号を意味するかのような典型的な事例だと思う。報告が遅れたが、つい3日(日)の午後、上部タンジェントアークと天頂環がダブルで出現。更に太陽の両脇には交互に幻日まで輝くという、稀に見るほどの賑やかな虹のオンパレードだった。実際、これほど多彩な一斉出現は私も初めて見た。であるから、数日中〜一週間以内の国内付近の大きな地震について懸念する話を家族にしていたのだった。






●●知ったかぶり、気象学者(森田氏)の幼稚な地震雲批判!●●
 ところで発売中、10月5日号の『FLASH』「9月下旬〜10月上旬に超大型台風が日本直撃!」の中で、地震雲の天敵で知られる気象予報士の森田正光氏が、またまたアカデミー面して地震雲批判を展開していた。
 「地震との関連性はなし!まずは足元から防災意識を-----最近では台風に地震が関係しており、近く東京大地震が起こるという説がさらに我々の不安を煽っているが、『エンタテインメントですね』と森田サンは一蹴。『台風は地上付近から1万数千メートルの立体構造をもった大気の大きな流れ。対して地震はいちばん浅いものでも数十キロ、深いところ100キロもの地下現象。そんなに深い地下で起こる現象がどうやって影響を与えるのでしょう。地震雲にしても、気象に携わる人でまともに取り上げる人はいません。僕らは地震雲といわれているものがどのような雲かはわかっていますし、気象庁もかつて国会答弁で否定したほどです。それに地震は微小程度なら毎日のようにどこかで起こっています。地震予知は大きな課題としてはあるでしょうが、まだまだ確率としてはパーセンテージで表すことに精いっぱい。あまり噂に振り回されないでほしいですね』。」(抜粋転載)

 私も夜勤明けで疲れているし、いつも同じことばかり書くのも憂鬱だから、ホンのひとことだけ・・。
 地震に先立って発生する地殻岩盤からの地震性電磁波は、たとえ数十キロ〜数百キロの地下からあろうと、数百〜数千キロ先の大気中にまでも伝播する。最近では中部大の畑教授らが、先月5日の紀伊半島沖地震の際に観測が困難とされていた震源域が遠い海溝型地震の電磁波観測にも見事、成功した。これら地震性の電磁波が大気中の雲粒に整列現象を起こして地震雲が出現する。この地震雲、実は異常現象というよりはむしろ、日常から様々な震源からの電磁波を受けて反応している状態こそが、ごく当たり前の気象雲の姿なのである。であるから、よく知られた普通の雲が本当は地震雲であったりするのだ。地震雲とは雲の反応する様から震源情報を読み取る術だといえる。
 地殻からの電磁波は大気中に作用しているし、大気現象の台風は地殻に影響して地震発生のトリガー影響を持つ。台風のような強力な低気圧は地殻の岩盤を持ち上げようとし、台風の通過直後には地震が発生しやすくなる。地震が今まさに発生しそうな限界状態においては、ほんの僅かな力でも十分最後の引き金役と成り得る。ロシアの研究班などは気圧の変化と地震の増減を研究しており、カムチャツカの観測においては地震との相関性が確認できたとして、権威ある科学雑誌「ネイチャー」でも発表したことがあるようだ。
 元、気象庁長官であった藤原咲平氏は虹や雲による地震予知に強い関心を示し、この観測を10数年も支援したといわれている。現在においても現職の気象庁職員の中には関心を以ってこの研究に参加、支援している者もいるようだ。
 地震雲による予知というのは、時にはかなり具体的、かつ詳細な予知が可能なのであって、「日本のどこかで地震がある・・」なんて、そんなフザケタ話ではない。地震雲開祖の鍵田氏と九州大学助教授/故・真鍋大覚氏の両氏の研究によって“鍵真の法則”が見出されており、震源位置をズバリ知る場合もあるし、殆どの場合、発生震源の方位は地震雲の観測地から僅か数度内の高精度にて把握ができる。発生規模のマグニチュードや震源震度すら大凡、見て取れるし、特に大型地震の前兆雲ほど見逃すことは考えがたい。発生タイムラグについても、幾つかのパターンがすでに確認されている。
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