石川県加賀地方/滋賀県北部の地震に、 明瞭な大気前兆現象(地震雲)が現れていた?
11/17 13:48 36.3N 136.7E 浅い M4.6 石川県南部の加賀地方/震度4
11/17 13:55 46.4N 145.0E 410k M6.9 オホーツク海南部
 (世界版では7.3M)/震度3
11/17 16:57 36.3N 136.7E 浅い M3.0 石川県南部の加賀地方
11/18 16:33 35.4N 136.7E 310k 4.8M A 岐阜県南西部(世界) 
11/19 16:37 32.9N 130.4E 10k M2.9 熊本県有明海
11/19 18:36 35.5N 136.3E 10k M4.2 滋賀県北部
11/19 18:38 35.4N 136.3E 10k M3.7 滋賀県北部
11/20 08:39 33.9N 140.4E 60k M4.2 千葉県房総半島南東沖 
11/20 13:38 38.5N 140.5E 10k M3.6 山形県最上地方 
11/20 13:49 38.5N 140.6E 20k M4.1 宮城県北部 
11/20 19:46 37.1N 139.4E 10k M3.5 福島県会津地方 
  ・・・下記データの全て日本時間・・・
11/16 12:06:25 50.40N 156.52E 96.2 5.4M A 千島列島北部(修正)


 19日のサイト関西ナマズ予知研、更新情報によれば、19日夕方に北西方向(北東のタイプミス?)に竜巻雲らしきを見たところ、なんとその直後に滋賀県北部でM4.2が発生したという。もしも、これが本当なら、竜巻雲による貴重な有感地震との相関事例ということになる(竜巻雲らしき雲の目撃報告と有感地震は、どうも今ひとつ関係が見えてこない印象)。実はこの日、別の竜巻雲の目撃報告について、それを更新しようとしたところが、関西ナマズ予知研で竜巻雲を見たとの話題が載っていたのだった。うーん、これは再び、関西ナマズ予知研とのポルターガイスト現象。いや違った、共時性/シンクロニシティーだよなぁ。。
 で、その私が取り上げようとしたのは、PISCO宏観異常情報のページ。14日の日没後、埼玉県入間市から見て西の夕焼け雲の中に竜巻雲らしき雲を発見したというものだ。翌日からは、その西方面に当たる石川県南部の加賀地方にて地震が相次ぎ、17日にはM4.6/震度4を記録している。
 ▲11/15 07:29 36.3N 136.7E 浅い M3.7 石川県南部の加賀地方
 ▲11/15 09:08 36.3N 136.7E 10k M3.4 石川県南部の加賀地方
 ▲11/16 23:11 36.3N 136.7E 10k M3.3 石川県南部の加賀地方/震度3
 ▲11/17 13:48 36.3N 136.7E 浅い M4.6 石川県南部の加賀地方/震度4
 ▲11/17 16:57 36.3N 136.7E 浅い M3.0 石川県南部の加賀地方
  
 それから、青松氏によるサイト情報によれば、ひまわりの各画像から19日滋賀県北部の地震に関連していると見られる断線が確認できるというので、それを見たところ、確かに見事な現象が捉えられているのがよく分かる。これも貴重な記録だと思う。
 ――参考画像:12時頃の可視/赤外/水蒸気――
 ▲11/19 18:36 35.5N 136.3E 10k M4.2 滋賀県北部
 ▲11/19 18:38 35.4N 136.3E 10k M3.7 滋賀県北部
 またこの地震は、茨城県つくば市より観測された(11/17 14:33 更新)、14日朝の断層状雲の震源方位ラインにも、ほぼ合致する地震。あくまでも結果候補の一つとして、中間報告しておきたい。
 観測された断層状雲による震源ラインは方位角85-165度であり、この震源の精度としては2度程度の誤差しかないことになる。ただ、雲に見る推定規模(M6.5以上と推定)からはあまりに小さい地震で、これは、この後に更に大きな地震があるのか、或いは、この同方位上での全く別震源がこれから結果を見せるものなのか、については依然として不明。
 もしも、これで結果地震が出たとしたならば、こちら側の規模推定が見誤ったことになるのだが、まだ今後も、推移を見る必要があるものと考えている。もう暫く、特に滋賀県北部の震源域付近については、注意して欲しいと思う。

 20日の半影月食は、アフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカ大陸など、大西洋を中心とする半球域で見られたもの。地震の発生もこちら側が生じやすくなる可能性があると思う。


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