2002 07/14 01:47
Category : 日記
07/12 07:09 23.8N 123.4E 33k 4.3M B 日本の南西諸島南部(世界版)
07/12 22:35 40.4N 142.3E 50k M4.3 岩手県沖
07/13 18:26 41.1N 141.6E 20k M3.5 青森県東方沖
07/13 21:07 23.9N 122.7E 30k M5.0 与那国島近海
07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
[震度が観測された地域]
震度4
茨城県南部 栃木県南部
[震度が観測された市町村]
震度4
茨城協和町 茨城三和町 栃木二宮町
――――――― HP[地震加速度情報の画像ページ]より転載
■■7月1日(月)朝観測の該当地震が発生 !!■■
▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
『私も報告が遅れたが実は1日の朝、午前8時半頃、層積雲に形成された気になる二分割状を見ている。ただ私的には、恐らく地震性であろうと強く疑っているが、場合によっては気象性の偶発的な可能性も有り得る。目測では大凡、方位角195−15度。伊豆方面を中心に関東〜東海の広範囲の何れかの可能性。印象としての発生規模はM5.3前後といったところ。』
(2002 07/05 01:41 更新)
――結果考察――
12日半後の発生ということで結構、日数を要したが、これが該当地震である可能性として取り上げたい。かなり心配な地震雲であったために気になって、更新後に断層形状とほぼ平行していた路面で測定。方位角193−13度が正解に近いものとして、更新で報告を上げて訂正するつもりだったのだが、ついついサボってしまった。
結果、測定誤差としては−2度程度。推定規模はやや下回っているが十分に範囲内だと思う。
私にとっては大切な国内発震データだけど、方位測定が結果的に後出し精度になってしまったために、記録表には掲載しないでおく。
2CHからは、私の地震雲対応の世界版震源の結果に驚ろき、これが私独自の発想かとも見なしている方がいるようなので、下記に文献から一部を紹介して、これらが私の独走の世界ではないということを示したいと思う。尚、私自身はこれらを読んだから、地震雲の全地球性について受け入れることになったのではなくて、あくまでも自己の観測の経過の中、自然とそこへと落ち着いたということ。だいたい、これらの著作を購入して読み出したのは、ごく最近のこと。ただ、超遠方震源については小さな地震ではなくて、M5.5前後の規模辺りからは時によっては超遠方ということが起こると考える。尚、M6超級となれば珍しくはない。
そのメカニズムは解明されていない。私は単純に震源からの電磁波反応という考えが中心となっているが、中国の呂氏の考えによれば、震源と観測地の地下内部での関係を疑っている模様。震源の応力が地殻内部を伝わって観測地の断層帯を刺激し、その上空で地震雲は出現しているというのである。尚かつ、断層帯と平行して帯雲は出現するなどの主張がされている。私自身の観測からは断層帯の位置や向きと出現地震雲の位置や向きに相関性は確認できないことから、今のところは全面肯定できない。ただ向きや真上ということに拘らないならば、それは一つの考え方としては有り得るかもしれない。
今回、呂氏の著作から数カ所を紹介したが、これほどの研究成果が殆ど読まれていないといことは、実に残念に思う。
「ともあれ、実験でも電磁波による電場を作ることで、地震雲ができるのである。上面近くにある過冷却の大気に電離が起きると水滴が生まれる。これが地震雲となっていくのである。
ただ、こうした実験にもかかわらず、多くの科学者は地震雲の存在を認めようとはしない。震源から遠く離れたところで、地震雲が生まれるのはおかしいというのだが、電磁波が原因とすれば、説明できる。地球の表面を伝わる電磁波なら、震源から1000キロ離れているところでも、干渉しあって縞状の地震雲を起こすのである。」
―――池谷 元伺(大阪大学大学院教授・工学博士)著/
[大地震の前兆・・・こんな現象が危ない]より
「近地地震は前兆から比較的遅れて起こるためである。・・略・・まぎれもなく、翌日の九時、チリでM七.九の地震が起こった。その後、いろいろな前兆を観測分析して分かったことは、様々な種類の前兆が皆、遠地地震を[反映]するということである。私が一貫して強調してきたのはいわゆるある地域での前兆が、遠地地震に対応することがあり、その距離が遠いほど、震度も大きいことを意味し、しかもその他の条件も備える必要があるということである。そこで、私は地震前兆のこのような性質を全地球性と略称することにする。この性質は地震予知解決の一つのキーポイントと考えられる。」
「八日早朝に観測された地震雲をもとに、・・略・・[一九七八年四月一二日、北太平洋のアリューシャン群島付近で、M七ぐらいの地震がおこるだろう]と予報した。私たちはそれで賭をして、負けた方が北京ダックをおごることにした。会議終了後、国家地震局の震況ニュースで、四月一二日アリューシャン群島以東のアラスカで、M七の地震があったことを知った。ある時在席した国家地震局の四人の中の二人は、証明書を書き、予報が確かに成功したことを証明してくれた。【その時の証明書】国家地震局科学院物理研究所 貴研究所の呂大炯同志は・・略・・」
「遠くなると数千キロメートル、一万キロメートル(この問題は後で検討する)の遠さでもよい。だから、このような長蛇ののような雲を見たといってすぐ恐れることはない。」
「1 全地球性――空間特性 観測所周囲の大地の応力が充分に高い(例えば、観測所の周囲が孕震区[地震を孕んでいる区域の意味]である場合)状況下では、上述のように高感度な前兆計器を利用し、全地球的な強震に対応する突発的前兆をとらえることができる。
第五節からもわかるように、その地域地震が孕震区である条件下では、地震雲は近地地震にも、遠地地震にも対応し得る。すなわち、地震雲前兆も、全地球性を持っているといえる。」
「この方法は近地地震や地域地震を予知できるほか、ある意味において、一つの新しい直前予知の遠隔測定技術でもある。この方法がある一区域において毎日地震発生を待機する予知統計の方法と全く違うところは、ある遠地地震に対して、地域予報を出し、地震の起こりそうな地区の観測台の注意を喚起できるところにある。」
「北京地区上空で観測された地震雲で、日本あるいは、その他の遠方地区に起ころうとする激震を予測できるということ、日本上空で観測された地震雲により、日本全土から遠く離れた、しかも海抜数百メートルの深い所で起こる激震までも予測できることである。」
――――呂 大炯著『雲と地震予知の話し』/凱風社刊(1984年出版/中国)
※ 訂正!
前回更新の一部を下記内容で訂正します。
×誤 「そして、台風7号は韓国/対馬方面へと向かっている模様。」
○正 「そして、韓国/対馬方面へと向かっている模様。台風7号の動向にも注意して欲しい。」
07/12 22:35 40.4N 142.3E 50k M4.3 岩手県沖
07/13 18:26 41.1N 141.6E 20k M3.5 青森県東方沖
07/13 21:07 23.9N 122.7E 30k M5.0 与那国島近海
07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
[震度が観測された地域]
震度4
茨城県南部 栃木県南部
[震度が観測された市町村]
震度4
茨城協和町 茨城三和町 栃木二宮町
――――――― HP[地震加速度情報の画像ページ]より転載
■■7月1日(月)朝観測の該当地震が発生 !!■■
▲07/13 21:45 36.0N 140.1E 70k M4.8 茨城県南部/震度4
『私も報告が遅れたが実は1日の朝、午前8時半頃、層積雲に形成された気になる二分割状を見ている。ただ私的には、恐らく地震性であろうと強く疑っているが、場合によっては気象性の偶発的な可能性も有り得る。目測では大凡、方位角195−15度。伊豆方面を中心に関東〜東海の広範囲の何れかの可能性。印象としての発生規模はM5.3前後といったところ。』
(2002 07/05 01:41 更新)
――結果考察――
12日半後の発生ということで結構、日数を要したが、これが該当地震である可能性として取り上げたい。かなり心配な地震雲であったために気になって、更新後に断層形状とほぼ平行していた路面で測定。方位角193−13度が正解に近いものとして、更新で報告を上げて訂正するつもりだったのだが、ついついサボってしまった。
結果、測定誤差としては−2度程度。推定規模はやや下回っているが十分に範囲内だと思う。
私にとっては大切な国内発震データだけど、方位測定が結果的に後出し精度になってしまったために、記録表には掲載しないでおく。
2CHからは、私の地震雲対応の世界版震源の結果に驚ろき、これが私独自の発想かとも見なしている方がいるようなので、下記に文献から一部を紹介して、これらが私の独走の世界ではないということを示したいと思う。尚、私自身はこれらを読んだから、地震雲の全地球性について受け入れることになったのではなくて、あくまでも自己の観測の経過の中、自然とそこへと落ち着いたということ。だいたい、これらの著作を購入して読み出したのは、ごく最近のこと。ただ、超遠方震源については小さな地震ではなくて、M5.5前後の規模辺りからは時によっては超遠方ということが起こると考える。尚、M6超級となれば珍しくはない。
そのメカニズムは解明されていない。私は単純に震源からの電磁波反応という考えが中心となっているが、中国の呂氏の考えによれば、震源と観測地の地下内部での関係を疑っている模様。震源の応力が地殻内部を伝わって観測地の断層帯を刺激し、その上空で地震雲は出現しているというのである。尚かつ、断層帯と平行して帯雲は出現するなどの主張がされている。私自身の観測からは断層帯の位置や向きと出現地震雲の位置や向きに相関性は確認できないことから、今のところは全面肯定できない。ただ向きや真上ということに拘らないならば、それは一つの考え方としては有り得るかもしれない。
今回、呂氏の著作から数カ所を紹介したが、これほどの研究成果が殆ど読まれていないといことは、実に残念に思う。
「ともあれ、実験でも電磁波による電場を作ることで、地震雲ができるのである。上面近くにある過冷却の大気に電離が起きると水滴が生まれる。これが地震雲となっていくのである。
ただ、こうした実験にもかかわらず、多くの科学者は地震雲の存在を認めようとはしない。震源から遠く離れたところで、地震雲が生まれるのはおかしいというのだが、電磁波が原因とすれば、説明できる。地球の表面を伝わる電磁波なら、震源から1000キロ離れているところでも、干渉しあって縞状の地震雲を起こすのである。」
―――池谷 元伺(大阪大学大学院教授・工学博士)著/
[大地震の前兆・・・こんな現象が危ない]より
「近地地震は前兆から比較的遅れて起こるためである。・・略・・まぎれもなく、翌日の九時、チリでM七.九の地震が起こった。その後、いろいろな前兆を観測分析して分かったことは、様々な種類の前兆が皆、遠地地震を[反映]するということである。私が一貫して強調してきたのはいわゆるある地域での前兆が、遠地地震に対応することがあり、その距離が遠いほど、震度も大きいことを意味し、しかもその他の条件も備える必要があるということである。そこで、私は地震前兆のこのような性質を全地球性と略称することにする。この性質は地震予知解決の一つのキーポイントと考えられる。」
「八日早朝に観測された地震雲をもとに、・・略・・[一九七八年四月一二日、北太平洋のアリューシャン群島付近で、M七ぐらいの地震がおこるだろう]と予報した。私たちはそれで賭をして、負けた方が北京ダックをおごることにした。会議終了後、国家地震局の震況ニュースで、四月一二日アリューシャン群島以東のアラスカで、M七の地震があったことを知った。ある時在席した国家地震局の四人の中の二人は、証明書を書き、予報が確かに成功したことを証明してくれた。【その時の証明書】国家地震局科学院物理研究所 貴研究所の呂大炯同志は・・略・・」
「遠くなると数千キロメートル、一万キロメートル(この問題は後で検討する)の遠さでもよい。だから、このような長蛇ののような雲を見たといってすぐ恐れることはない。」
「1 全地球性――空間特性 観測所周囲の大地の応力が充分に高い(例えば、観測所の周囲が孕震区[地震を孕んでいる区域の意味]である場合)状況下では、上述のように高感度な前兆計器を利用し、全地球的な強震に対応する突発的前兆をとらえることができる。
第五節からもわかるように、その地域地震が孕震区である条件下では、地震雲は近地地震にも、遠地地震にも対応し得る。すなわち、地震雲前兆も、全地球性を持っているといえる。」
「この方法は近地地震や地域地震を予知できるほか、ある意味において、一つの新しい直前予知の遠隔測定技術でもある。この方法がある一区域において毎日地震発生を待機する予知統計の方法と全く違うところは、ある遠地地震に対して、地域予報を出し、地震の起こりそうな地区の観測台の注意を喚起できるところにある。」
「北京地区上空で観測された地震雲で、日本あるいは、その他の遠方地区に起ころうとする激震を予測できるということ、日本上空で観測された地震雲により、日本全土から遠く離れた、しかも海抜数百メートルの深い所で起こる激震までも予測できることである。」
――――呂 大炯著『雲と地震予知の話し』/凱風社刊(1984年出版/中国)
※ 訂正!
前回更新の一部を下記内容で訂正します。
×誤 「そして、台風7号は韓国/対馬方面へと向かっている模様。」
○正 「そして、韓国/対馬方面へと向かっている模様。台風7号の動向にも注意して欲しい。」