M6超すら疑う巨大断層状雲が出現!
2002 07/05 01:41

06/29 19:31 38.4N 140.7E 10k M2.2 宮城県南部 
06/30 09:47 36.4N 141.1E 50k M3.8 茨城県沖
06/30 16:29 40.7N 139.0E 40k M4.1 青森県西方沖
06/30 18:14 33.0N 132.2E 40k M3.7 大分県豊後水道
07/01 06:24 34.0N 135.2E 10k M2.7 和歌山県北部
07/01 08:02 34.2N 135.2E 10k M2.5 和歌山県北部
07/01 14:04 40.7N 142.4E 50k M4.1 青森県東方沖
07/01 15:48 40.4N 141.6E 80k M4.3 岩手県沿岸北部/震度3
07/01 20:49 33.9N 132.5E 50k M3.9 愛媛県安芸灘
07/02 10:17 36.4N 138.0E 浅い M2.6 長野県中部
07/02 15:32 34.6N 137.6E 浅い M3.3 遠州灘(静岡県)
07/02 19:32 34.3N 139.2E 10k M2.9 新島・神津島近海
07/03 06:56 31.8N 130.2E 10k M2.8 鹿児島県北西部の薩摩地方
07/03 08:26 26.0N 128.4E 33k 4.9M A 沖縄の南東(世界版)
07/03 08:35 35.3N 133.3E 20k M2.5 島根県東部
07/03 08:53 37.6N 141.3E 60k M4.1 福島県沖
07/03 15:56 37.3N 138.8E 10k M2.5 新潟県中越地方
07/03 16:18 35.2N 135.7E 10k M3.0 京都府南部
07/03 18:57 41.6N 142.1E 70k M4.5 北海道南部の浦河沖
07/04 12:34 35.3N 133.3E 10k M3.3 島根県東部
07/04 12:38 34.2N 133.4E 20k M3.7 愛媛県沖の瀬戸内海中部
07/04 15:08 31.8N 131.9E 20k M3.9 宮崎県日向灘
 ・・・下記データの全て日本時間・・・
06/29 11:39:00 12.44S 166.58E 33.0 6.1M A ソロモンのサンタクルーズ
07/01 06:29:36 22.18S 179.20E 619.9 6.5M A フィジーの南
07/04 03:13:09 47.84N 147.42E 415.3 4.2M A オホーツク海南部 


◆◆7月4日(木)夕方、空知支庁・岩見沢市〜奈井江町より観測◆◆
 
 
 晴れた空、日中から散らばる雲の随所に地震性の反応が見られたが、午後6時半過ぎ、東空に大型を疑う巨大断層状雲を確認。割りと至近距離に見えていることで、逆に全体としての長さを確認し難いが、どうもザッと見、M6超級の疑いはかなり高そうだ。雲の断層ラインの指向性は南−北(方位角170−350度)、方位からは170度方面の震源が疑わしい。三笠市付近から見て門別町〜マリアナ海溝〜パプアのニュー・ブリテン島方面、逆ならば留萌市〜利尻島付近方面。断層ラインの崩れ具合と雲の規模からは震源はかなり遠そうな印象、ただハッキリとは判らない。取りあえず近しい震源では、方位的に青森県東方沖や岩手県沖などは可能性が高い。
 西空にも鱗模様を伴った、とても気になる黒帯雲が滞空していた。こちらは震源方位の判断が困難で当惑していたが、時間が経過した後に一つの明瞭な断層ラインが形成された。こちらも測定してみたところ、ほぼ同方位ラインだった。全く同一震源の同じ前兆雲なのか、それとも近しい方位の別震源前兆かは不明。
 規模の推定としてはM6.0±0.5、ちょうど半月トリガー影響下にてこのまま直ぐに発生するかもしれないが、一週間程度は様子をみたい。一応、次の新月トリガー期間の7月12日以内まで。
 《参考:高知大ひまわり画像》 可視/水蒸気/熱赤外/


 度々、観測レポートが重なる栗山町のkawap氏だが、今回も、またまた同一地震雲を目撃、撮影されていた(当サイト更新後、掲示板へもお知らせを頂いた)。しかも今回は、見事なまでに測定指向ライン方位もピッタリ、同一の170−350度方位だ。
 連絡も取らずに別々に居る二人が、同一の雲を大きな地震前兆として疑い観察。そして同一の震源方位を測定したという事実がここには在る。
 このことを前にして、一体どれが地震雲なのか?判別は個人差が大きくて主観的要素が強過ぎる(当人にしか判別できないシロモノだ)とか、ましてや震源方位を目視のコンパス測定によって、精密?に測定できるなんてとても無理な話しだなどと、やってもみもしないで決めつける懐疑的なアカデミスト連中らよ、これをどう思うのか!!
 後は、これで判りやすい明瞭な結果地震さえ在れば、もう何も云うことは無い。

 kawap氏の観測では、No.49にて「方位40−220度で鱗雲付きで3枚です。北からの撮影。室蘭、秋田沖、新潟、愛知方面・・・」というのがある。この時の西空の地震雲(このkawap氏撮影の画像)についても、私も見てはいるのだが、つい様子を伺っている間に状況が変化していったように記憶している。よってこの状況での震源ラインは測定しなかった。kawap氏の画像では確かに見事な形態で、これも記録が必要なものだと思う。kawap氏測定の指向ラインにも注意を向ける必要がある。尚、報告に上げたように、この後に出現形成された断層部位は、東空に滞空中の白断層状雲とほぼ同一の指向ラインであることは確認している。
 それから、他の震源ラインを示すもっと規模の小さな地震雲も見えてはいたが、測定もせずに無視した。

 先月、29日未明に発生したウラジオストクM6.8に関する前兆情報として、25日に当地で観測した地震雲(特にこの雲はkawap氏によって明確に予知として捕らえられた)は、衛星ひまわりの画像でもハッキリと確認できる。ピークは16時の画像で可視、水蒸気、熱赤外の何れにおいても明瞭にそれとして判る。しかもこの帯状は、そのままウラジオストク震源付近から延びている様子がハッキリと確認できる優れモノだ。
 それから、ひまわり画像観測で定評の愛知県/青松氏によってもウラジオ直前前兆が捕らえていた模様。27日15時の投稿(HP[青松地震予知研究掲示版])にて、“M6超の72時間以内”という内容があった。ただ実際の揺れは、ウラジオ大深発の特徴としては合ってはいるのだが、震源としては「東北太平洋側に」という記載であったために、一部より前兆掲示板においてクレームがついた。

 この件に関して若干、私の意見を述べると、まずN氏の指摘というのは確かに正論だとは思う(投稿文そのものは結構、嫌みがキツイがなぁ)。「東北太平洋側に」と発表したのであるから、それでは震源はウラジオストクとは全く異なってしまう。尚かつ、東北太平洋側での震度2以上など、72時間以内に起こる確率は約5割7分・・・。しかし、これはN氏には通用しないだろうが、これまでも青松氏の予知情報をズーと見続けてきた私たちからすれば、これがウラジオストクの直前前兆を指摘しているものであることは十分に理解できるというものだ。ただ懐疑的な者をも納得させられるものにならなかったのは、残念だが、仕方なかったと思う。少なくともN氏が理解すべきなのは、この時の揺れが観測された東北太平洋側の地震の震源は、明らかにウラジオストクM6.8であったという事実だ。M6超の地震が72時間以内で発生したのは本当であり、別に震度2などを予測していたわけではない。それともう一つの点としては、これをN氏に伝えた知らせの投稿があったが、そもそもそれが失礼なものだったということ。アレでは私であっても当惑してしまう。何を相手に伝えたいのかは、社会人の常識の範囲でちゃんと文章にすべき。


 岩瀬氏が関東周辺M5〜7を警戒中。私も報告が遅れたが実は1日の朝、午前8時半頃、層積雲に形成された気になる二分割状を見ている。ただ私的には、恐らく地震性であろうと強く疑っているが、場合によっては気象性の偶発的な可能性も有り得る。目測では大凡、方位角195−15度。伊豆方面を中心に関東〜東海の広範囲の何れかの可能性。印象としての発生規模はM5.3前後といったところ。
 モニター地磁気観測の青田@地磁鬼教祖によれば、神戸で強い異常を検知して6日目だという。 また、PISCOの大気イオン観測は、1日の昼からイエロー(危険度/中)を発表。
 m-san の観測(大阪府南部)、先月29日19:15〜20:00の間に出現したという降雨虹は、主虹の他に副虹・過剰虹も見られた見事なもので、尚かつ気になる強い赤味だった。4日は、薄目ではあるが環水平ア−クも撮影、掲載されている。


「成る程素直にか。
ちょうどいい、聞こう。
前から疑問なんだが、地震雲とか信じてる人って
そんなんで社会でやっていけてるのか?
普通の会社(単純作業なら別だが)で、そんな思考じゃついていけんだろう。
尼とか栗巣たるは社会不適合者のようだが、皆そうなのか?」

 これを書いた2CHの奴にいっておくけど。もし将来、地震雲が公的にも社会的にも認知される時代がきた時には、自分らのいったことを、よーく憶えておけよ!
 何が、地震雲を信じてて社会でやっていけてるのかだ。おまえのいうところの社会なんぞに適合?したくもないが、これでもそれなりに元気にやっている。それとどうも他にも誤解している奴がいるようだが、私はリストラなんぞされた憶えは全くないぞ(笑)。会社の行く先が判っていたから、賢く自己退職、自己の脱出を図ったのだよぉ。 


■■6月19日(水)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲2002 06 26 23 28 06.7 41.75408 144.50551 30.6 4.0 yana HKD(無感データ)
http://hkdpub2.eos.hokudai.ac.jp/win-cgi/harvest.pl?DB=datACTION=EQINFOID=GUEST
 『午後4時半過ぎ、砂川市から滝川市に向かう途中、形状崩れの断層状雲を確認。断層ラインは南東−北西(方位角134−314度)、当地より十勝・大樹町方面−増毛町方面。北西側は先端が目前にあったが、南東側が山に隠れていてこの断層状も全貌が確認できなかった。形状の印象からは震源が遠そうに見えるが、よく判らない。
 推定としてはM4.2以上で、場合によってはM5以上も有り得る。発生は一週間程度、一応、26日以内まで。』
(2002 06/19 23:43 更新)
――結果考察――
 どうも有感では結果確認できなかった。発生規模もそんなにズレてはいないが、予測を下回った。震源場所についは−2度程度の高精度だった。

■■6月25日(火)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲06/25 23:56:51 44.98N 147.31E 130.0 4.0M 択捉島付近
 『午後7時半頃、細く連なる長大な龍状帯雲を観測。指向方位は東北東−西南西(方位角62−242度)、震源が62度側なら湧別町〜千島・ウルップ島北部方面。242度側なら寿都町〜北海道南西沖方面。長さの全貌が見えないほどで、推定規模はM5.7±0.5。M6超級も有り得るので注意が必要。規模から震源が超遠方の場合もあり、62度側なら〜カリフォルニア半島〜ペルー・リマ〜チリ北部方面。242度側なら〜大韓民国・全羅北道〜タイ・バンコク方面。
 ちょうど半影月食の満月トリガー中で、直前型の可能性も高いが、一応、一週間程度の発生期間をみたいところ。』
(2002 06/26 10:43 更新)
――結果考察――
 25日深夜に択捉島付近でM4.0が発生している。発震場所から見ても、これが同日夕方に観測した62度方位、湧別町〜千島・ウルップ島北部方面ラインの帯状地震雲の結果である可能性が高い。ただし推定規模を過大評価、大きく見誤った。地震雲が細長く、割りと近い位置に滞空していたので、誤認しやすかったのかもしれない。震源は+2度程度の精度。