ウラジオストク付近M6.8/560k もの大深度地震。 地震雲の撮影に成功!
06/29 02:21 43.7N 132.3E 560k M6.8 ウラジオストク付近
06/29 03:42 35.2N 137.7E 10k M2.9 愛知県東部


 29日未明(日本時間)、ウラジオストク付近でM6.8/560k もの大深度地震が発生。詳細は不明だが、これが当サイト24日更新の入手情報、“日本海北部での心配な解放地震”とはどうやらこのことなのか !?
 今回の地震は、同じ道内の観測者である栗山町のkawap氏が25日夕方、見事にこの前兆雲の撮影に成功。帯の指向方位ラインを、栗山町から見て釧路/根室−積丹半島〜北海道西沖方面ラインとし、「かなりの帯雲なので、中国中部方向まで注意」と述べていた。そしてシャープネスで長大な帯雲の全体を6枚もの画像で見事に撮影している。ほぼ東西の地平線から地平線へと達するこの規模がM6超級〜7クラスなので、皆んでしっかりと憶えよう。
 その他、岡山市の観測者/清須氏が22日に巨大な放射状雲を撮影、震源方位もほぼ正確に把握していた。また清須氏の掲示板に報告しているピンボケ氏撮影の画像も、たぶんにこのウラジオストクの前兆雲と思われる。このような空は典型的な大深発の宏観で、雲の波打つ模様の直角方位に震源が在る。
 実は、私もkawap氏と同一の地震雲を見てはいるのだが(06/26 10:43 更新)、それはピークをとうに過ぎて消滅する最中のものをみていた模様。結局、ハッキリとは判らなかった。結果的には、同じく北空にあったもう一本の帯雲へと注意が向けられることとなった。

 本日の会社帰宅の最中、午後8時過ぎ。北空に二分する断層形状が在って、下位に覗く空はドス黒く赤焼けていた。断層部位の指向ラインは、大凡95−275度。95度側は根室半島南東沖方面辺り。逆の275度方位は、ちょうど今回のウラジオストク方面にも近しい。ただ暗くて、測定精度は誤差が大きいかもしれない。ザッと印象としてはM5.2前後か、という感じだが、漠然とした判断しかできない。