たぶん画像報告の結果(地震)はこれから !?
01/06 15:57 33.9N 135.6E 20k M3.3 和歌山県北部 
01/06 18:35 36.4N 141.0E 40k M4.6 茨城県沖 
01/07 06:41 33.9N 135.6E 10k M3.0 和歌山県北部
01/07 08:36 33.9N 135.6E 20k M3.3 和歌山県北部
01/07 08:55 33.9N 135.6E 20k M3.3 和歌山県北部
01/07 18:43 24.0N 123.6E 30k M4.3 西表島付近
01/07 18:50 35.9N 141.0E 30k M3.7 茨城県沖
01/07 19:27 34.2N 135.1E 10k M3.6 和歌山県紀伊水道
01/07 22:41 35.9N 140.9E 30k M3.1 茨城県沖
01/08 02:42 36.2N 139.8E 50k M3.8 茨城県南部
01/08 07:35 36.2N 140.9E 40k M4.0 茨城県沖
01/08 12:03 33.9N 135.7E 10k M3.1 奈良県地方
01/08 14:55 34.7N 137.0E 10k M3.6 愛知県三河湾
01/08 18:22 42.9N 143.8E 120k M4.0 北海道釧路支庁中南部

01/06 10:33:40 48.84N 154.89E 45.5 5.4M A 千島列島(日本時間) 


 釧路支庁中南部でM4.0が発生しているが、これは7日朝に観測し画像付きで紹介した地震雲の結果ではないと見ている。実はこの時、同じく平行するようにやや異なる方位で滞空していた白帯雲がちょうどM4程度であったことから、恐らくその雲の結果が出たものだろうと見ている。雲の規模が小さいことから測定もせず、報告も上げなかった。画像報告の雲については、測定にミスが無ければこれからこの震源のやや東隣で、もう少し大きな規模で発震する筈である。

 本年度からは、たぶんにM5超が想定される規模の地震雲を観測対象とし、M4程度については震源場所やその外、雲の形状等の何かしら気になるものでない限りはデータからは省きたい。理由としては、予知の必要性それ自体が被害地震の軽減ということに在り、極端な話しが、幾ら小規模地震の発生を事前に捕らえたところで、肝心の規模の大きな地震予知に成功しないようではその意味がないということ。そして規模の小さな地震ほど発生頻度が格段に高く、どうしても偶然の域を逸脱するためには不適である。地震雲が地震に先行して生じる自然現象の一環であることを示すためには、やはり偶然の範疇を脱却した観測記録を提示する必要がある。規模が大きくてM6以上、M7超級といった場合には、海外の超遠方震源であるという場合も少なくない。この場合、如何に結果の確認をすべきかについては、昨年の使用地図の問題からまだ解決策を見出していない。これが今年の課題となると思う。