関東周辺域はやや注意が必要か !? プラスイオンと地震、環境に潜む犯罪要因 !!
10/23 00:06 28.4N 129.4E 30k M3.3 奄美大島近海
10/23 15:27 24.5N 123.4E 60k M4.1 与那国島近海
10/23 17:19 35.5N 135.9E 10k M3.2 福井県嶺南地方 
10/23 21:12 35.4N 133.3E 20k M2.9 島根県東部

10/23 05:54:56 53.72N 168.36E 33.0 4.4M A カムチャッカ半島の東(日本時間) 


 猫魚氏からの観測情報。24日9:00〜観測、千葉県銚子市〜福井県福井市ラインの40〜50�qあろうかという長大な龍状帯雲が出現していたとのこと。早朝から漣状、鱗・イワシ雲などが見られたという。
 岩瀬氏は24日朝の更新で、関東沿岸方面に向かうM5前後の断層状雲を報告。そして同日夜の更新では、兵庫県南部〜山陽道方面震源のM4〜6を疑う帯雲を観測したという。京都市からの情報では、268度/島根県浜田市方面、及び105度/愛知県渥美半島方面に収束する放射状雲を観測、それぞれ共にM5前後の可能性とのこと。
 KS氏(兵庫県西宮市)観測の電波時計が観測以来最長の不受信。西宮市から関東方面を中心に広範囲で注意が必要だという。Q太郎氏からも20日以降、東京電離層データ「やや強」の地震型電離層を観測。再び茨城県近辺震源の可能性を指摘。四国観測の電波時計に長期間にわたる不受信が確認されているとのこと。その他、神戸市で23日夕方、ラジカセのボリュームが勝手に2目盛り程下がったという異変報告あり。尚、太陽活動、フレアの増大による地磁気嵐が発生継続しているらしい。その関係という可能性もあるかも知れない。

 前回の更新で述べた16方位の中間方位の提示は、例えば東南東の少し北を示したい場合には「東南東北」よりは「東南東微北」という表現が良いのでは、との意見をメールで頂きました。その方が良いのであればそれも結構だと思います。しかし例として、「東南東/北」「東南東・北」「東南東-北」などの表示については説明がないと、東南東と北との間、もしくは中間とも受け取れ意味が変わってきます。方位は自分だけが判っていては意味を失います。
 16方位も各方位間が大きくて、北海道から本州本土側の震源を示したい場合にはあまりにアバウト過ぎて殆ど意味を失います。自分がずーとそうでしたからそれを実感します。できれば1度刻みの単位で方位を限定できる方位角度の360度提示が選りベターですが、オイル・コンパスでないとせっかくの方位角度もその精度が半減しやすいだろうことを危惧します。ただ私も正直、以前は何度などと言われてもどうもピンと来なかった(笑)。16方位のそれ自体は今後も意味があると思う。


●●プラスイオンと地震、環境に潜む犯罪要因 !!●●
 TBS系TV番組『オフレコ!』の24日放送は「マイナスイオンパワー」をテーマにした実に興味深い内容だった。「マイナスイオンと健康に関する疑問実験!」「事件・事故・暴力とイオンの関係」など。そして「イオンと天変地異」ではイオン観測研究の岡山理科大e-PISCOの総括責任者、弘原教授が取り上げられ紹介された。
 『「イオンと天変地異」……阪神大震災をはじめ、これまでに大地震によって大きな被害を受けてきた地震列島・日本にイオン濃度を使って地震予知を行っている学者たちがいた。最近の何度かの地震を見事予知しているそのチームは岡山大学・地震危険予知プロジェクト研究会。大気中のイオン濃度が急激に一定値以上に増加することを検出することで、地震予知を行っているのである。弘原教授は東海大地震についてどんな予想を立てているのだろうか?!』(同番組サイトより転載)
 最後、東海地震の発生時期の質問に対しては、とても答えられないといった調子で口を濁した。今年5月の大イオン検出は低周波地震が原因であった可能性が考えられ、豊後水道付近を警告した予知が失敗したことで学会関係者らからの総スカンを食らったとも述べた。この経緯はご存知の方も多いと思う。
 今回の番組では、いつもの竜巻雲だけでなく断層状帯雲の見事な画像もアップされたことは一つ前進か?

 「事件・事故・暴力とイオンの関係」について、都会における大気中のプラスイオンの増大が犯罪・事故の発生と見事に相関関係にあることがトリブッチの学説、セロトニン症候群(プラスイオンの吸収による神経伝達物質セロトニンの濃度増大が中枢神経に支障を与える)を例に上げ、人間のイオンと精神の関係についてが解説されていた。東海アマの岩瀬氏が繰り返し、大地震の震源地付近では犯罪・事故などが増大するという仮説を述べているが、これは根拠としては十分に成り立つのである。当サイト上でも「地震予知研究」の「耳鳴りと地震 !!」のページで電磁波(主にマイクロ波)が人体に及ぼす悪影響やプラスイオンと健康ということで少し取り上げている。

 犯罪の低減のためには教育問題はもちろん欠かせない。しかし人の話しを聞かない聞けない若者の増加、キレル症候群の問題は実はもっと深いところに要因がありそうなのだ。最近では青少年犯罪者の8、9割りは何らかの脳障害(脳内異常)が認められることが判明したという研究発表もある(但し、脳に障害を持つ方は犯罪を犯しやすいという逆の意味ではない)。若い頃の私は、犯罪者は心に病気を持つ患者であると考えていたし、話してもワカラン相手は脳障害だと半分真面目に馬鹿にしていたことがあったが、自分の思う通りにいかないからといって、執拗に掲示板荒らしや爆弾メール送信、意図的なウィルス攻撃を仕掛ける者は自分の脳障害を疑うべき。手遅れとならないよう早期に病院をお薦めしたい。

 歯が痛いととても集中できないのと同様、そこには何か正常になれない原因が働いているものと思われる。その意味で環境に潜むイオンという観点からの研究などは今後とても重要だと思う。犯罪の増大と食の関係、例えばカルシウム不足による精神不安定や砂糖の影響などが広く知られつつあるが、他にも様々な説や情報がある。
 精神世界の分野からは肉食の弊害として人の意識を荒くさせるとの意見もあり、農耕民族と狩猟民族には気の荒さにおいて違いがあるともいう。満月トリガーならぬ、月齢と犯罪・事故の比例関係を解く鉤といわれる「バイオタイド理論」(生物学的な潮汐:80%といわれる人体水分に与える月の引力と潮汐作用の研究)は無視できない。
 私が面白いと見ているのは「f 分の1ゆらぎ」という考えで、例えば小川のせせらぎや自然の風の音、森の木々が揺れる音や小鳥のさえずりなど、その自然界が持つ不規則なリズムや音(波動)が遮断された都会(環境)では人間は正常に機能できないのだという。自然界に無い人工的で機械的なリズム、その単調な音(波動)の中に人間が長くいると、ついには体調は崩れ精神が狂わされるらしい。つまり生体リズムが環境と合わないからである。癒しブームといって心地よい静かなCDが店頭でよく見られるようになったが、水の音は効果が大きそうだ。

 どうかこのような環境という観点から捉えた研究がただの学問で終わることなく、実際に社会環境(システム)の中で取り入れられて改善されていくことを強く期待したい。