釧路方面震源の地震雲の結果は無感地震 !?
2001 08/28 08:23

08/26 14:23 35.4N 133.3E 10k M3.9 島根県東部
08/26 15:53 35.1N 135.6E 10k M2.9 京都府南部
08/27 18:57 33.7N 133.9E 40k M3.3 高知県中部
08/28 03:54 34.3N 139.2E 10k M2.7 新島・神津島近海

08/27 10:16 1.1N 126.3E 33k 6.0M A モルッカ海北部(日本時間)


 いつもお馴染み猫魚氏による観測該当、24日観測(08/24 20:19 更新)の北海道利尻島〜静岡県浜岡町ラインの龍状雲の結果、26日未明、北海道北西沖(北大データM5.1)の大深発地震が発生。また25日観測(08/26 06:18 更新)、北海道浜頓別町〜静岡県浜岡町ラインの洗濯板状雲の該当疑い、27日モルッカ海北部でM6.0があった。最新レポートとしては、27日観測の北海道稚内〜静岡県御前崎ラインの漣模様、断層状帯雲が出現とのこと。

 結果が判然としない私自身の観測結果について確認すべく、稚内市の8月6日観測分から再検討。無感地震データ及び世界版有感地震記録を調べた。その結果、それぞれ無感データの中に該当と思われる発生地震を見い出すことができた。6日観測は11日のM4.4、8日観測は同11日の地震M4.7、12日と13日(波状の大深発地震雲)観測は22日の大深発274�qM4.6、21日観測は台風通過後の26日M5.4。下記はその詳細結果。
 尚、当サイトでは、予め(大)深発地震であることが歴然としていた場合などの特例を除いては「未発」扱いとしている。理由は、地震雲の7割り以上は有感地震でも明確な結果を提示可能なものと考えており、なるべくこじつけに取られ兼ねない無感データの中には逃げたくないからである。記録表では未発扱い。


■■8月6日(月)−稚内−観測の該当地震が発生 !!■■
▲01 08 11 03 53 29.9 42.86152 145.23616 47.2 4.4 yana HKD
 『翌6日朝に出現していた断層状白帯雲、断層のラインは南東−北西(140−320度)で、震源としては140度側の釧路方面。規模は南東側の先端部を確認できないためにM4.3以上という程度しか判らない。場合によってはM5程度ある可能性もある。発生は72H以内とも思えるがこちらも一応、一週間、13日以内までとしたい。』
(2001 08/07 05:00 更新)
――結果考察――
 震源は稚内からの140度でビタリ。規模も妥当な判断。

■■8月8日(水)観測の該当地震が発生 !!■■
▲01 08 11 21 07 15.1 41.16466 144.87683 70.1 4.7 yana HKD 
 『午後1時過ぎ、西空に見える地震雲を確認。方位角305度、浜益村〜増毛町間沖に収束している無感レベルの放射状、そこから南東130度方面へと延びる長い筋雲。これは十勝沖方面のM4.7±0.5程度か、或いは方位的には6日の太平洋南東部M6.5の余震レベルかも知れない。・・・発生は8月13日以内を目安に、いずれも1週間程度様子を見たい。』
(2001 08/08 22:58 更新)
――結果考察――
 23日朝の更新では74.6�q、M4.6のデータを紹介したが、その後、上記70.1�q、M4.7へ変更された模様。発生規模はドンピシャリだが、霞が酷くて方位測定はかなりミスっている。

■■8月12日(日)・13日(月)−帯広−観測の該当地震が発生 !!■■
▲08 22 10 00 42.5 43.07144 144.15585 273.7 4.6 auto M4.6
 『雲のラインは目視で大凡、東南東−西北西(110−290度)。午後4時頃、当サイト掲示板に栗山町のかわP氏より報告があった。画像を拝見したところ、規模は相当のもので断層状白帯雲の両端共に地平線を超えている模様。 想定規模としてはM5.5±0.5、M5.0以上はおそらく確実でM6超級も有り得るレベルだ。
 ・・・南の地平線遠方には、かわP氏報告と思われる長大な断層状白帯雲が横たわっているのが判った。ただ、当地からはあまりに遠く、霞が掛かっていて不鮮明。画像もボツとなった。方位測定も困難で方位角95〜110度の釧路周辺〜根室半島南東沖方面まで広範囲に見たい。直前型の48H以内を疑うが、次の新月トリガー中、8月21日以内までは要警戒。』
(2001 08/13 01:41 更新)
 『午前中から夕方一杯まで、終止出続けた地震雲。車で移動中、芦別・富良野市〜帯広市に至るまで見られた大規模なもの。帯雲、断層状、綱状雲などが出現していたが、中でも帯を成している大型の波状雲は見事でM5級レベル。画像は帯広市からのもので、午後5時過ぎには太陽の左側に椋平虹も出現した。尚、この波状雲は栗山町のかわP氏も見事な画像を収めている。予測震源はかわP氏同様、釧路沖方面。恐らく稚内市から6日、そして砂川市からも12日に目撃している地震雲と同一震源を強く疑う。大きな波状雲は、海域震源の深発地震の場合が多いと思われる。』
(2001 08/14 03:55 更新)
――結果考察――
 震源はズバリ釧路市内陸。発生規模が小さくてやや消化不良の結果だが、13日に出現した大波状帯雲に相応しい274�qという大深発地震だった。 

■■8月21日(火)午後観測の該当地震が発生 !!■■
▲01 08 26 09 19 44.9 42.42938 147.32912 34.2 5.4 auto M5.4
 『砂川市からは南の地平性に横たわる長大な断層状白帯雲(画像)も観測。東南東−西南西寄り(100−280度)ラインで、予測震源は100度の釧路方面。こちらも遠方にて霞が濃く不鮮明だが、両端共に山並みに掛かるほどの長大さでM5以上は確実。・・・発生は、何れも今から一週間程度、8月27日以内までとしたい。釧路方面震源の観測表の記録としては、今日のものを最新観測として変更した。尚、複数回、連続発生ということも有り得ると思う。十分、注意が必要。』
 『発生は、この2日間の台風到来前に無ければ、過ぎ去った後の晴れてからになると思う。』
(2001 08/21 20:24 更新)
――結果考察――
 震源はかなり沖側で方位測定はほぼ満足いく内容。発生規模も納得いく結果だ。