21,24日の観測地震雲の結果 代替療法が導入される時代
08/29 01:58 34.4N 139.2E 浅い M2.9 新島・神津島近海
08/29 09:08 36.6N 139.4E 10k M3.4 栃木県北部
08/29 10:40 35.1N 135.7E 10k M2.9 京都府南部
08/30 05:52 31.5N 131.9E 30k M4.5 宮崎県日向灘
08/30 10:33 33.9N 135.5E 60k M3.6 和歌山県北部
08/30 13:05 34.1N 139.2E 浅い M2.6 新島・神津島近海
08/30 15:12 26.1N 128.4E 33k 5.0M B 沖縄の南東沖(世界版コピー)
08/30 20:54 34.1N 139.5E 10k M3.1 三宅島近海


 21日観測の北方領土方面、24日観測の石狩湾放射状雲の結果は、共に無感地震で終止した疑い。どうも有感で結果が見られず無感の雲ばかりが観測されている形だ。何か変化が起こっているのだろうか。わんど氏の情報によれば、GPSデータから利尻島付近が北西に大きく移動中とのこと。この辺りは、積丹半島沖地震M7.5(1940年)があった震源域の北上の隣りに位置しており、「第一種空白域」にも指定されているところ。今後は注意が必要かも知れない。

『宗教団体創設希望者でしょ?
日時 8月31日(金)02時31分 名前 カシオ() 
クリスタルさんは宗教団体の人でしょ?
どうして地震予知掲示板なんかに書き込んでいるのですか?
信者獲得の為ですか?』
 ガハハハハッ!! 「かもしれない掲示板」では、カシオと名乗る奴がこの私を馬鹿にしたつもりになっているので一つ曝し上げとこう。
 まずおまえが云う「宗教」とは何を指すのか、おまえの云う「宗教団体」とはどういうものか、「宗教団体の人でしょ?」とはどういう意味なのかを云うてみい。と、本当なら問い正したいところだが、私も疲れており面倒なので止めておく(笑)。
 いいか、よーく読め! もし私が宗教団体の創設が望みならば、もうとっくに教祖に君臨しているわ。私にとっては容易いこと。私は秘教学に足を踏み入れて15年、宗教に関心を持ってから20年、読んだ本や所持する本は200冊以上(笑)、生命の不死に対する内的確信は実に幼少からのものだ。その私が一番好きじゃないものが所謂、宗教団体。宗教団体だから悪いのではないのだが、現存している日本の多くの団体には殆ど興味がない。私が興味を持って見ているのは海外の極一部の少数団体であり、日本ではあまり知られていない。大抵、団体として組織化すると宗教としての本質を見失うこととなる。組織の維持、組織の存続・拡大に集中し、霊性の生活はなおざりにされて組織のための働き蜂と見なされる。特に最近の新興宗教団体というのは、初めから教祖の私利利欲の為に創設されたものであって、組織の拡大が目的の中心だ。教主にとって信徒はその為に利用されるただの集金員に過ぎない。
 「宗教」と「宗教団体」は同じではない。また人間の本質である「霊性」そのものと「宗教」もそれぞれ異なったものだ。そんな私が宗教団体を興すわけがなかろうが! 「信者」と書いて「儲かる」と呼ぶ。お金儲けが望みの人はやりなさい(笑)。カシオくんよ、私に聞きたいことがあるなら直接メールしなさい。おまえはどこで呼びかけとるね?

 今日TV番組で、「USA発ガン医療最前線――合衆国が探るもう一つの医療、医食同源」なるものをやっていた。内容としては医療の世界に次々導入されている「代替療法」について紹介するもの。
 日本代替医療学会の公式サイトの説明によれば、代替療法とは『中国医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功)、インド医学、免疫療法(リンパ球療法など)、薬効食品・健康食品(抗酸化食品群、免疫賦活食品、各種予防・補助食品など)、ハーブ療法、アロマセラピー、ビタミン療法、食事療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法、等々すべてが代替医療に包含されています。』という。つまり東洋医学や民間伝承医療を包括する呼称だということになる。
 これら代替療法の素晴らしい点は、現代医学(西洋医学)では治療の困難な病やさじが投げられた末期ガン患者でさえ、奇跡的な治癒が得られ快復、或いは症状の軽減などが確認できることにある。
 もちろん必ずどの患者に対しても明確な効果が在るとは限らず、科学的(西洋医学)にそのメカニズムが未解明なものも多いというのは事実。しかし、これらの療法に携わる研究家や医療現場の医師たちは、「確かに、これらの中には、非科学的であり西洋医学を実践する医師にとっては受け入れ難い内容のものもある」とはしながらも、「中には現代西洋医学と同等かあるいはそれを凌駕する医療が存在する以上」、現実に奇跡的治癒の症例が在る以上は価値が高いものとして、これらの治療法を積極的に導入している。番組の中では、肉体と精神は決して切り離せられないとして「瞑想」の導入についても紹介されていた。そして更に驚かされたのは、なんと「祈り」の時間と習慣を持たせているところもあることだった。「瞑想と祈り」を特に宗教と結びつけることなく、人の精神の働きの上において重要視する姿勢には脱帽した。イギリスなどでは、もう随分前から患者の希望に合わせてこれらの治療を受けることができ、保険も適応されている。
 私にとっては、これらはどれも知っていることばかりであり、何ら特に目新しいものもない。いずれはそういう時代になることが判っていたが遅いくらいだ。瞑想の実践者として云わせて頂けば、瞑想(Yoga)は自己の肉体をコントロールする力を持つ科学的な技法メソッドだ。最近はサボってダメだけど(笑)、一時期は瞑想によって呼吸停止に近い状態に持っていき、心臓の鼓動さえ鎮静化させることもできた。

 どうもこれら代替療法についての番組を見て思ったことは、「これは地震雲のことと同じだなー」というもの。科学的な完全解明には至っていなくても難病から患者が救われる可能性があるならばと積極的にこれらの治療法を導入している姿を、地震雲を馬鹿にしている者共に見せてやりたい気分だ。
 メカニズムの解明はまだであっても、地震の発生は判る。偶然の産物を超えた結果は在る。巨大地震は膨大な人命を奪い去る恐怖だ。未だ確立しない地震予知の世界で、その可能性を秘めている地震雲の研究を馬鹿にする姿勢には呆れてモノが云えない。私は、やっと購入した中国の地球物理学者・呂大炯(りょ たいけい)氏の著書『雲と地震予知の話――雲が地震を教える』を手にしたので、お勉強だ。おまえらは代替療法の現場で奮闘している医師たちの爪の垢でも煎じて飲めや。


■■8月21日(火)午後観測の該当地震が発生 !!■■
▲08 23 10 15 00.8 44.16292 146.80566 161.5 4.1 yana KURI
 『午後1時過ぎ、旭川市からの帰宅途中、深川市から北西の山並みに掛かる東−西(80−260度)ラインの断層状白帯雲を観測。予測震源は国後島〜色丹島間方面、規模はM4.3以上。霞が酷いために全貌の確認が不可で、精々以上という判断までに留まった。画像はボツ。』
(2001 08/21 20:24 更新)
――結果考察―― 
 震源方位はピタリだが、この方位にはこの後にも無感が数発。地震雲の想定規模からこの地震と判断。

■■8月24日(金)夕方観測の該当地震が発生 !!■■
▲08 29 15 02 36.6 43.16467 141.59888 50.7 3.5 auto M3.5
 『もう一枚の画像は夕方に広範囲に拡がった鉤状雲。石狩湾の260度方位に収束点が在るように見え、天頂を大きく超えて全空の2/3程度も占める規模だった。非常に珍しいほどの大きさで見事だったので一応、撮影した。M5程度ありそうに見えるが、深発無感でたぶんに有感とはなりづらい。カムチャツカ方面震源の帯状も見られたが、それは規模が小さ過ぎる。』
(2001 08/24 20:19 更新)
――結果考察――
 震源方位からこの沿岸部の地震と判断。それにしても発生規模が小さい。このタイプの放射状雲はかなり大きくても地震の規模は小さいと判らせてくれる好例。