京都で強い地震、M5.3震度4が発生 民間宏観観察で前兆察知 !!
2001 08/26 05:29

08/24 21:44 34.0N 132.8E 50k M4.3 愛媛県中予地方 震度3
08/25 13:10 34.3N 139.2E 浅い M2.3 新島・神津島近海
08/25 22:21 35.1N 135.7E 10k M5.3 京都府南部 震度4
08/25 23:23 34.3N 139.2E 浅い M2.5 新島・神津島近海
08/26 03:14 44.6N 141.7E 250k 規模不明 北海道北西沖

8/24 06:45:05 3.36S 146.25E 33.0 6.1M A ビズマーク海パプアニューギニア
 (日本時間) 
08/25 11:02:02 7.60N 82.64W 25.5 6.0M A パナマの南(日本時間) 


08/25 22:21 35.1N 135.7E 10k M5.3 京都府南部
[震度が観測された地域]震度4
 滋賀県南部 京都府南部 大阪府北部
[震度が観測された市町村]震度4
 大津市 京都上京区 京都中京区 亀岡市 向日市 長岡京市 八幡市 久御山町 京北町 八木町 箕面市 島本町

 京都府南部でM5.3、最大震度4という強い地震が発生、報道では一人が怪我を負った。更新遅れで情報が後出しとなってしまったが、当サイトの情報提供者でお馴染みの猫魚氏からのレポート、25日朝観測の島根県松江市〜茨城県神栖町ラインの断層状雲はこの地震の前兆であった可能性がある。今回、画像付きで複数の地震雲について報告があり、下記に纏めて掲載した。それから岩瀬氏が21日朝の更新で、関西の200キロ圏に解放間近な強い震源がありそうなことを指摘されていた。また、ひまわり観測で定評の青松氏は19日朝の情報公開において、24日発生の青森県東方沖M5.5震度3と、そしてこの京都の内陸直下地震について、「愛知県から西、紀伊水道と若狭湾周辺むすぶ三角形に来る。避難するほどではないがやや揺れる?四日以内と思うが10日間以内」と発表していた。
 前回更新、24日朝の地震雲研メンバーからの情報、京都市から南東方位震源と見られるM5前後の地震雲は、方位の単純報告ミスで南西の間違いだった。これが同日夜間に発生した愛媛県中予地方M4.3であった可能性。また猫魚氏の19日観測レポート(08/20 04:51 更新)、茨城県鹿島町〜長崎県長崎市ラインの帯雲が見事この結果であったと思われる。
 台風通過後には急激な気圧変動が地震トリガーとして働く疑いがあり、正にそれが今起こっている印象。しかもこのまま、26日(04:55ピーク時間)上弦半月の月齢トリガー期間へと突入した。予断を許さない状況だ。

 「関西ナマズ予知研」の24日更新(記載間違いをしているようでHP上では23日と表記)では、地震雲の風の中でもその形態を維持し留めている性質について、帯電エアロゾルによる電解質導電の中での酸化物イオンが移動することによるものという理論仮説が提示された。うーん、素晴らしい解説で思わず私は絶賛の嵐を送りたい。と云っても、私の頭では難しく非常に理解が困難であった(笑)。関西ナマズ予知研さん、熱いエール応援を有り難うでした。KS氏のサイトでは「地震雲による地震予知について」と題し、 氏によるこれまでの観測経験から見た地震雲についての考えが示された。是非、ご一読を。
 アクセスは当サイトの「お薦めリンク集」から。

追記:08/26 03:14 44.6N 141.7E 250k 規模不明 北海道北西沖
 つい先程、北海道で地震。震源は北海道北西沖、地図では羽幌町〜初山別村付近沿岸辺りで250�qもの大深発だった。 当サイト「掲示板」23日(08/23 13:50)の投稿で、わんど氏が衛星ひまわり可視画像から、利尻島・礼文島付近の雲の異変についてレポートを寄せられていた。北海道北部震源の有感地震は非常に珍しいものであり、その見事な指摘には私も思わず絶句。気象庁の発表は、規模は不明とのこと。んな馬鹿な? しっかし、頼むでぇ!
 尚、北大データは下記
01 08 26 03 13 47.2 44.62187 141.74017 273.6 5.1 auto M5.1
 地震データ:地震データ利用システム
  北海道大学理学研究科/地震火山研究観測センター


☆★☆読者からの画像レポート紹介★☆★
――山梨県猫魚氏からの最新観測レポート――

画像1                    画像2
1)2001/8/25 8:50(画像1)
 甲府市上空に磁北より右24度(磁北偏差補正後N右18度)の洗濯板状の雲確認。短い。後、帯状に変化し15km程度になった。
ラインとしては、北海道浜頓別町〜静岡県浜岡町。
2)2001/8/25 8:50
 南アルプス上空に磁北より右31度(磁北偏差補正後N右25度)の帯状の雲確認。長さは30km以上。
ラインとしては、北海道サロマ湖〜静岡県天竜川河口。
3)2001/8/25 9:00
 甲府市上空に磁北より右44度(磁北偏差補正後N右38度)の帯状の雲確認。長さは20km以上。ラインとしては、北海道厚岸町〜静岡県浜名湖。
4)2001/8/25 9:00(露出オーバーで画像ボツ)
 韮崎市上空に磁北より右90度(磁北偏差補正後N右84度)の龍状〜筋状〜断層状ミックスの雲を確認。東へ向かって成長。長さは20km以上。ラインとしては、島根県松江市〜茨城県神栖町。―京都M5.3として発震した可能性―
5)2001/8/25 9:40(画像2)
 明野村上空に磁北より左46度(磁北偏差補正後N左52度)の龍状の雲を確認。短い。ラインとしては、石川県羽咋市〜千葉県館山市。

『★ 15日14時、関西ナマズ予知研管理人さんより
 ・・・略・・・静岡県焼津(やいづと読むのでしょうか?)焼津市内の地下水がやや深刻な状況です。これは5月21日のナマズ予知情報からのコピーですがこれに付随する形で静岡県内の地下水で化学的組成に変化が生じているとの情報を関西ナマズ予知研独自の情報網からキャッチしている。現在異常地下水を分析中とのことなので詳細はわからないが鳥取県西部地震の半年前に同じく関西ナマズ予知研独自の情報網からキャッチした岡山県津山市の異常地下水が鳥取県西部地震の早期前兆だった観測経験から静岡県内における宏観現象の観察報告には要注意を払うべきだと警告しておきたい。なお地下水の化学的組成変化は他の要因でも起こるので確証を持って地震性前兆とは言い難い。ただ静岡県焼津によって地下に何らかの異変が生じているのは確かかも知れない?
 最近、8月の始めには静岡県焼津市の地下水の塩素イオン濃度が通常の300倍という異常値を検出しました。推測によると海水の混入が疑われます。また静岡県西部2月23日7:42/M5.3/50kmと静岡県中部4月3日11:57/M5.4/20kmの地震活動は紛れもなく前駆的地震活動と考えています。箱根山の群発らしき地震活動と重ねて検討すると静岡県付近を中心に近いうちに大きな地殻変動が起こるものと私は思います。
(筆者より、おありがとうごぜーますだ。内緒をバラしてゴメンなさい。こんな大事な情報を隠しておけますか?)』
――――――――HP[東海アマ地震予知研究会(掲示板)]より転載

※ 訂正! 
2001 08/24 20:19 更新から訂正があります。
 ×誤 「京都市から南東方位の震源、M5前後の地震雲」
 ○正 「京都市から南西方位の震源、M5前後の地震雲」