東海地震”引き金”の恐れも !! カムチャッカ半島でM6.2発生
08/03 05:25 36.7N 138.2E 10k M2.7 長野県北部
08/03 12:27 34.5N 139.2E 浅い M3.5 新島・神津島近海

08/03 08:41 56.4N 163.6E 27k 6.2M A カムチャッカ半島(日本時間)


 カムチャッカ半島でM6.2の大型が発生。これが先月27日に富良野から見た椋平虹、及び2日の日没に見たブラッド・グローの赤焼けと関係があるのかも知れない。すでに満月トリガー期間に突入しており、ピークは本日4日14:56に向かえる。各前兆の結果がこのトリガー中に出る可能性が高いと思われるので、東北・北海道の太平洋側、及び南西諸島〜フィリピン方面は注意が必要。
 下記に長々と全文転載した、国土地理院地殻変動研究室長のむらかみ・まこと氏のインタビュー発言は注目に値いする。結果はともかく、もしもの危険性を第一に考え情報は出していきたいとする姿勢には、深く感銘した。是非、全文に目を通して欲しい。
 
 いつも様々なテーマや興味深い話しを面白く提供される「関西ナマズ予知地震研」の更新は定評がありますが、1日更新はなんと、ムーやアトランティスなどの伝説の大陸についても言及、非常に好奇心をそそられるものでした。ところがこれが、実は私にとってはシンクロニシティー(共時性)で、ちょうど同じその日はアトランティスについてメールを打っていたところ。アクセスした時には、アレレーと驚いてしまった! はははっ。(笑)
 ということで、今回、【失われた超古代文明の壮大な謎とロマン】と題して、ナマズ予知研さんの掲示板に投稿させて頂いたので、もし良ければナマズ予知研にアクセスされた時にでも見てみて下さい!
 そういう話しが面白いと感じた方は、ご自分でも色々と調べられてみることをお薦めします。きっと新しい世界が拡がっていると思います。
(アクセスは「お勧めLink集」からどうぞ)


『7月30日 20:56 【東海地震:震源域で微小地震 今後も監視 判定会】
 東海地震の直前予知を目指す「地震防災対策強化地域判定会」(溝上恵会長)の定例会が30日開かれ、今月25日以降、想定震源域内の静岡県中部で小さな地震が続いていることが報告された。
 気象庁によると、震源は大井川下流付近で、深さは19〜20キロ。28日未明にマグニチュード(M)3・1を記録し、震度1の有感地震となったのをはじめ、30日午後4時までにM1〜3クラスの地震が計35回起きている。
 大陸のプレート(岩板)にフィリピン海プレートが潜り込む境界付近で起きていることや、地震のメカニズムが、想定される東海地震の前兆滑りに似ていることなどから、地震の規模や数が増大しないか、監視していくことになった。
 溝上会長は「現時点で東海地震に直結するとは思わないが、今まで起きていない場所だし、起き方も珍しい。推移を追いかけたい」と話した。
 また、国土地理院がGPS(全地球測位システム)でとらえた、震源域西側の地殻変動についても検討。プレート同士が長時間かけて滑る「ゆっくり地震」の可能性があり、短期的には東海地震に直結しないとの見方で一致した。 【元村有希子】( 2001-07-30-20:58 )』
―――――――――――――[毎日新聞7月30日]より転載

『【”引き金”の恐れも】
 ―火山関連以外で、地殻変動データを国土地理院が緊急に発表するのは異例だと思いますが…。
「普通は地震予知連などで議論してもらってから出すが、重大な地域の変化だったので急きょ発表した。データから地下のモデルを考えると、プレート(岩板)境界が滑っているのは確かだと思えた。東海地震の前兆シナリオを考えた場合、こういう方向に滑り始めたことは非常に気持ちが悪い。可能性としてはプレスリップ(前兆滑り)にもなり得る、と考えた。だから、人心を惑わすかもしれないが、積極的に情報は提供していこうという結論になった」
 ―気象庁などはプレスリップという考え方には否定的ですが…。
「確かに現象としては(ずるずる滑って破壊的な地震波を出さずにそのまま終わる)『ぬるぬる地震』の可能性の方が高いと思う。それに気象庁はプレスリップを、もっと差し迫った段階の滑りと定義している。だが、私たちは、この滑りが場合によって加速して巨大な地震につながると考えている。ぬるぬる地震とプレスリップは区別できないのではないか、という立場だ。今の滑りが、そのままで終わるのか、破壊的な地震につながるのかは分からない、というのが本当だと思う」
 ―今、警戒しているのはどんな点ですか。
「変化が加速して大きくならないか。変化の場所が移らないか。変化の方向などに異常が出ないか。その三点に注目している。データの解析にはある程度時間がかかるが、何かあれば、すぐ会見を開くなり、速報する構えでいる」
 国土地理院が発表した東海地域の地殻変動のデータ。今年3月から6月までの変動量からずれを算出し、矢印に表している。矢印の大きさがずれの量。御前崎から名古屋周辺までの矢印が大きく、変化が集中的に起こっていることを示している。
 ―変化は既に加速しているということはないのですか?
「大きく加速していれば、GPS以外に、気象庁の歪(ひずみ)計などにも変化が出るはず。それはすぐ分かる。今の滑りが、そのまま続くのか、加速する傾向になるか、様子を見るのには一カ月くらい必要だろう」
 ―ところで、最初の変化はどこでつかんだのですか。
「昨年の三宅島の火山活動の影響が噴火以来、ずっと関東から東海地域の地殻変動に出ていて、注意していた。それが今年の春ごろから、東海地域だけ動きがおかしい感じに見え、何人もで解析してみようということになった」
 ―こういったプレート境界の滑りはほかでもあるのですか。
「GPSは観測網を展開し始めて約十年。ようやく、いろんなことが分かってきたと言うか、いろんな変化をとらえだした。だから、今回のように進行中の変化をとらえたのは初めてで、われわれも驚いている。もしかしたら、こういった滑りは過去にも何回かこの辺りであったのかもしれない。だが、東海地震のかすかな兆しをつかまえた可能性があるのかもしれない。責任重大だ。今はみんな緊張している。目が離せない」 
 国土交通省の国土地理院地殻変動研究室長。
 地震と火山に伴う地殻変動の解析が専門。
 4月から地震予知連と火山噴火予知連の委員。むらかみ・まこと氏 47歳。
(「2001年東海地震」取材班)』
―――――――――――[静岡新聞――東海地震は今]より転載
http://www.sbs‐np.co.jp/shimbun/jisin/jisin010802.html