自殺の連鎖
小、中学生が次々自殺 ネットのサイト閲覧 韓国
ここリンク切れになるかもしれないから
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インターネットの自殺関連サイトを見た十九歳の少年による衝撃的な嘱託殺人事件が昨年末に起きた韓国で六日、同サイトに影響を受けたとみられる小学生、中学生が相次いで自殺し、社会的ショックが広がっている。検察当局は「インターネット犯罪センター」を設置し、同サイトなどの摘発に乗り出す方針だ。
 全羅南道木浦市で六日夜、小学六年生の男児(12)がアパートの十五階から飛び降り自殺。自殺サイトをよく見ていたこの小学生の遺書には「死にたいと感じたのが何回もあった。死後の世界も気になる。死にたい。生きるにも飽きて疲れた」とあった。
 忠清北道清州市では同日、中学三年生の男子生徒が農薬を飲んで自殺した。中学生も別の自殺サイトを見て「友達がこの世を去った。僕は義理に背くわけにはいかない」と遺書に書いた。自殺関連サイトの影響による自殺、自殺未遂者は昨年末からですでに七人になるという。


 捜査当局は社会通念に反した自殺サイトには閉鎖措置を促していたが、現在、自殺関連サイトは六十くらいあるといわれる。当局は今後、既存の法律を厳密に適用し、摘発を強化する。

 李漢東首相は「この問題はわが固有の美風良俗を破壊する反社会的な犯罪行為」と指摘し、教育省など関連部署に対策を指示するなど、自殺サイトの影響は大きな社会問題になっている。