水量・水温・水質 鶴居芦別川の特性『鶴居村史』2017年版記載
水量・水温・水質 鶴居芦別川の特性『鶴居村史』2017年版記載

鶴居さけます事業所
 (鶴居芦別川は)阿寒の連山の湧水が流れをつくり、幌呂川、雪裡川を経て新釧路川に合流する小河川ではあるが、湧水の川は水温が安定していることに加え、水質もよく、酸素も豊富なため稚魚をふ化させるのに適した環境を備えている。その特性を生かし、釧路外二郡水産組合が雪裡川上流の鶴居芦別川西側(下雪裡地区)にふ化場をつくったのは・・・・・。(『鶴居村史』 平成29年 315ページ)

 平成九年(一九九七年)に水産庁さけます資源管理センターに改組されたことから「十勝支所鶴居事業所」となり平成十三年「独立行政法人さけ・ます資源管理センター」に移行。同十八年に独立行政法人水産総合研究センターと統合し、「さけますセンター鶴居事業所」に改称される。平成二十三年四月一日からは北海道水産研究所と統合。国立行政法人水産研究・教育機構 北海道区水産研究所さけます生産技術部鶴居さけます事業所」となり、同研究所が道内で運営している一二事業所の一つとして現在に至っている(前掲書 316~317ページ)。

芦別ふか場(芦別川を挟んだ場所)
 「一般社団法人十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会芦別ふ化場」は昭和三十六年四月設立。旧釣り堀公園跡地に設けられ、釧路川で親漁を捕獲後、この施設で蓄養・採卵・ふ化・養魚・飼育&放流まで一貫して行っており、平成二十九年十一月十九日現在、年間の放流匹数は一三〇〇万尾。(前掲書 316~317ページ)