釧路川
 釧路川、その全長は154キロメートル。北海道東部の主要河川の一つにして、その付加価値は高い。
 「ヨーロッパ型河川」と目されるも、その高い流域の機能はさておいて、規模を比較するに圧倒的とも言える差異が。
 その差異は、カヌーで下る釧路川、同様にダム&水門が少なく船で旅できるロワール川との対比。 

 ヨーロッパの主要な地形  ①河川→釧路川=全長は154キロ ヨーロッパ型河川ながら規模に240511
 1位 ライン川 スイス・ドイツ・フランス・オランダ 1,233km
 2位 ドナウ川 ドイツ・オーストリア・東欧諸国   2,857km
 3位 エルベ川 チェコ・ドイツ           1,091km
 4位 ヴォルガ川 ロシア               3,690km
 5位 セーヌ川 フランス               780km
 6位 オーデル川 チェコ・ポーランド・ドイツ      854 km
 7位 ドニエプル川 ロシア・ベラルーシ・ウクライナ   2,285km
 8位 ポー川 イタリア  650km
 9位 ロワール川 フランス              1,012km
10位 ローヌ川 スイス・フランス           812km

 https://ameblo.jp/worldhistory-univ/entry-11962371284.html History of World 2014年12月09日(火)

 ●ロワール川 フランスの中央部を流れる川長さは1,012km、
 セヴェンヌ高地の北東に源を発し、ロアンヌとヌヴェールを北へ流れる。オルレアンで西方に変え、トゥールを流れてナントで大西洋に注ぐ。
 平野部の傾斜度が緩く流域が広大なため、しばしば深刻な洪水が起こる=856年、1866年、1910年の洪水が知られる。
 自然な流れの障害となるダム・水門は少なく、船による旅行が可能。田園風景や石灰岩の崖、童話の世界のような城の景観を楽しめ、人気が高い。

●ドナウ川(ヨーロッパで2位)
 独南部バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァルツヴァルト(黒い森)に端を発し、ほぼ東から南東方向に流れ、中欧・東欧10ヶ国以上を通って黒海に注ぐ。
 河口にはドナウ・デルタが広がる全長2,857km=1,775mi。

●ヴォルガ川(ヨーロッパで1位)
 モスクワ&サンクトペテルブルク間に位置するヴァルダイ丘陵=海抜225mを源流とし、ロシア主要部(ヨーロッパ・ロシア中心部)を水系に含む「ロシアの母なる川」でもある。全長は3,690km。
 カスピ海に注ぐ三角州・ヴォルガ・デルタは160kmにわたり伸びており、その中にアストラハンなどの街があり、500程度の派川に分かれている。
 上流部は森林、南下して森林ステップ。さらにサラトフ以南はステップと半砂漠、河口のアストラハン周辺は砂漠気候。
 流域は肥沃で大量に麦を生産。石油・天然ガス・岩塩などの鉱物資源も豊富だ。ヴォルガ・デルタとカスピ海は漁業が盛んで、アストラハンはキャビア生産の中心地。このため沿岸の化学工場による汚染も問題となる。