ぐるめ
 「季節感」=これこそリピーター客を誘引するキーワードか 厚岸グルメ館・コンキリエの牡蠣料理240501

 お近くの和菓子店。彼岸になる一週間、春は「牡丹餅」に、秋が「オハギ」。
 春秋、足をはこぶ習い。実物は同型、同種、同様の趣向ではあるも。
 4月になると「桜餅」「うぐいす餅」がお目見えすも、「蓬饅頭」&「モカ大福」は通年通じ、店頭に用意される。

 24年5月1日の市内配布紙。その一面には、「春限定カキパスタ登場」の見出し。
「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」の紹介記事だ。
 味覚ターミナルは、世に申す「道の駅」施設。通常、地 元住民が訪ねることは少ないのかも知れないが、地域密着型であるのが、この施設の利点、か。

 ある時から「季節感」ということに注目している。
 京都の和菓子老舗店に目が注がれるようになってからの、事かも知れない。和菓子つくりの生命は「季節感」 「見てくれ」に加えて「和菓子の物語性」。
 最後の「物語性」が老舗主人の<頭の使いよう>ながら、並み居る「茶匠」に育てられて、その見事なまでの<冴えわたり>。

 初めに貴人あり。貴人のお好みに育てられた。とうよりも鍛えられた、認められて初めて、業をなしおえる<厳しさ>が前段に。
 ここが北海道とは異なる点。「儲けがあがるから、業をなした」に始まるサービスは、いつの間にやら、「提供者優位」となっている。
 そうではないか。