シニア大学院
語り部を育て、自ら語り部に育つ 釧路湿原シニア大学院始業式220413.

釧路湿原シニア大学院第8期生にとっては第2年次の始業、そして聴講生登録の1-7期の令和4年度登録を行いました。
「今年度の抱負を」と促された学長は挨拶に立ち、以下のように案を示しました。

地域に語り部を育てたい。
シニア大学院に学んでくださることが、地域の語り部を育てることにつながっている。
自ら学ぶことが、地域に広範な人材育成につながっている点を見据えてほしい。

修了生から語り部を発掘。 
過年度修了者のお方に短期高等教育機関でミニシンポの基調講演とパネリストをお務めいただいたことがあります。
事業経営に投じた半世紀の「語り」には深い共感が寄せられたところで、人生の経営者としても立派な業績を残されて感銘を与えていただきました。

釧路湿原シニア大学院で学び続けていただくこと。
それは一方で、地域の語り部を育てる営みであり、他方で自身が語り部として育つ軌跡を描いてゆくこと。
多くの修了生がそれぞれに目標をもち、自身で創る物語の豊富さをめざすことにしたいものです。

2021年どもコロナ禍で、多くの授業が欠課。
時には修了年度ごとに出席を制限することも生じました。そうした時に、どのような学習形態が可能であるのか。
多くの市民がスマホをそれぞれに操る時代。なんとかメッセ-ジを送りとどけて多様な学習形態を保証する点を考察してまいります。

まずは釧路湿原シニア大学院の院生登録。
互いに励ましあい、近隣各地を訪ねて専門ガイドの語りを耳にしつつ、地域に貢献することめざしましょう。
(さとう・ひろつぐ 220413 13時ー13時30分)