グローバル化のなかのコーヒー文化   蝦夷地と珈琲、磁器・陶器の学習機会
 コーヒー文化学会。そうした学術組織があるようで。
 その会員のお方に話をしていただくプランが持ち上がっています。



 2018年1月であったか、大阪のメーカー販売会社の方とお目にかかりました。
 工業品設計プログラムを手がけている従兄弟さんが同道し、二晩、お目にかかった、です。

 その折、
 終始、きわめて質の高い「本来の旨味、本当の旨さ」の話を伺う機会となりまして、感銘を覚えました。

 教養を学ぶ若者に、「グローバリゼーションの中の江戸」というテキストを正確に読んでみようとする話題を提供しています。

 本邦が世界史との接触をもった時代。
 時に幕藩体制と三国=朝鮮、琉球、蝦夷地がどのような関係をもったか。
 なかでどのような文化が持ち込まれ、日本的にいかに受容したか。そこを考えてもらっています。

 テキストは「内発的発展」と申し、我が国が「技術立国」への道を選んだ過程を考えています。
 そして「選択的受容」のうえに、受け入れた文化に高い付加価値をつけて、海外で評価されたプロセス。

 そうした折、コーヒー会社の社長さんは、
 話のなかで<ホンモノ>に接する意味を、持つことの価値を、力説されまして。
 同道した従兄弟は、その理想を現実に近づけるために設計図を描いたようで。
 そのご両人が、日程をあわせてご来道との機会。
 
 一昨年の話で、耳に残る。
 それは、「八海酒造の親方が、『これはイケル』と言ってくれた」。この言葉(「銘酒の味ききが申してくれるので、ま、良いか」、と)。

 職人とアカデミズムの共同作業。 
 折しも『日本料理大全』という本が発行されている。
 京の料理、これからはダレでもが再現できる点が必要。公共放送の番組で承知をした。購入した、その本。

 関西のコーヒー販売に、新潟の三条市・燕市の輸出用食器メーカー、その基盤に位置するプログラムデザイナー。
 誰でもが<本来の旨味、本当の旨さ>を引き出すことをめざすシステムの組み立て。
 
 グローバル化のなかのコーヒー文化 
 蝦夷地と珈琲、磁器・陶器の学習機会に。そうした場になること、願っています。
 (写真の珈琲碑 稚内市建設産業部観光交流課のHP https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/gaiyo_rekishi/coffee.html)