補償しなくてよくする非常事態宣言 経済補償とセットは正論200407
 補償しなくてよくする非常事態宣言 経済補償とセットは正論200407

 本日のネット配信に、全国知事会が休業補償を政府に提言と、行動を起こしている。



 昨日、政権は衆参両議院の議会運営委員会で、立法府に事前説明をおこなった。

 与野党それぞれ質問に立ったが、二つの質問に注目していた。

 一つは「非常事態宣言をするなら、休業補償とセットでなければの主張」。
 結局、答弁はかみ合わなかったが、それは政権にとって「真に痛い点の一つ」ということではないか。
 大盤振る舞いの当初予算。税額を大手盛りして巨額の歳出と多額の国債返還のための大型予算。
 なんとか通してもらう前から、大型補正は必要であった。

 補正予算が必要。
 それは承知で、新型コレラ対策を大盤振る舞いしなければいけないのに、裏付け財源に余裕などすでにないのでは。
 そこで特措法をあえて、都合のよいように議会を通過させて。もちろん新型コロナ対策はどうでも良くて、将来、戦時にむけ「非常事態宣言」を用意しておいて、「勝つためには我慢」がネライの本筋では。
 ところが、今。そんな議論が通用する訳が、ない。故に、宣言は遅れに遅れざるをえない。「命より、経済優先」といえあれる所以。

 もうひとつ注目。与党から、といっても閣僚を送り込んでいる与党会派ではないが。
 「憲法をかえて非常事態宣言をできるようにしたら」。
 政権は遠慮がちに、しかし、力づよく、珍しく「まともに答弁」。そうではなかた、か。
 改憲して非常事態宣言をできるようになれば、休業補償などは「必要ない」。

 「全国知事会が休業補償を政府に提言」。知事よ、余計なこと言ってくれるな。そうした気持ちではないだろうか。

 主権者は点検しよう。108兆円の経済政策。国、役人はどの程度、痛みを背負うつもりで、あるか。