古雑誌
 手元に『文藝春秋』2004年8月号。朝早く目がさめたので、手にしてみた。

 皇室特集。「喜びと哀しみと、天皇家の女たち」。そうだ、読んだ、確かに読んだ。なにが、書いてあったか?。貞明皇太后と良子皇后、良子皇后と美智子妃殿下。ところで良子皇后は、没後になんと謚されたかなー。もう一度読み直してみるか。

 特集 ザ・トヨタ。「純利益一兆円「怪物企業の挑戦」。2004年は良いときであった。このところの金融危機で、輸入車の業績が落ち込み、派遣社員はたちまち整理とか。
 内部留保があるはずなのに、入らないとなれば、たちまち弱いところから首切り、解雇。人間が路頭に迷う。

 別な号では年金特集。官僚が年金を年金支払いの原資にあてず、目的外に利用して自腹を肥やしているという。
 年金問題。その後は年金記録のズサンサが表面化して、高給官僚、高級官僚だけでなく、末端もその一部が「腐ってる」ことが問題になった。
 いままた、投資の含み損。こんどもまた、原資そのものが目減りしているようだ。その額も、率も大きい。

 雑誌には、予測をしてあたることも書かれているが、想定外のことも起きている。
 そこが楽しみでもあり、事態が深刻であることを示す。老後とは、こういうことなのか。