雑誌と新聞
 メタボ検診。この春から職場に導入されて、適用をうけると通院加療。そればかりではなく、所属する健康保険組合にペナルティが科せられ、メタボの人が減らなくてわ、後期高齢者医療制度への負担額が増額されるのだと、言う。
 「五人組連帯責任」の21世紀版かもしれない。

 『文藝春秋』10月号。塩田芳享著「医療・薬のムダが数千億円」は、伝える。「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」の作成委員会のメンバーのうち、国公立大学医師11人全員に3年間で約14億円の寄付金が高血圧などの治療薬メーカーから、動脈硬化性疾患予防ガイドラインを設定する9人の委員にはこれまた3年間に8億3000万円の寄付が、治療メーカーからあったという。

 要治療の基準値の設定を低目に設定してくれると、医療機関での診療機会は増え、治療薬や治療器具の投与・使用も増加して、ともに報酬が増額するというもの。

 新聞はなかなか、伝えてくれていない。やはり雑誌も購入して読んでおくべきか。
 関係者ー医師や製薬会社、治療器具メーカーの反論の載るのが、楽しみ。
 政治家には政治資金規制法があるが、国や地方公共団体の審議会委員にも寄付の届出、公表が必要なのかも。