相聞、皮切りは古河
20夜+番外篇2話のDVD2枚組に添える挨拶を書いた。まずは古河でお披露目。内覧?引き続き福島に飛んでもらうことに決める。11.21まずは皮切りの利根川越え。

明日付けの挨拶メモ++++++++++++++++++++++++
私たちがふだんなにげなく目にしている「自然の風景」は、
実際には一瞬の休みもなく変化し続けているわけですが、
国破れて山河あり、ともいうように、
長い歳月をとおして普遍のイメージとして
あり続ける存在でもあります。
ひとつの「普遍的な風景」をはさみ、
千年をこえた異なる想いを呼応させてみたい、
これが試みの出発点となりました。
まったく異なる場所と歴史的時間を背景に
千年の時間を経て発せられた二つの歌が、
「普遍的な風景」を媒介として融合していくなかに、
日本の原点となるような情感の世界を描けないか。
そんな想いのもとに「千年相聞」という試みをスタート。
とりあえず二十夜分を試作しました。
思い描いているのは千と一夜。
千一夜となる膨大な相聞の世界です。
夏から秋にかけ、取り組んできたものをここに公開し、
みなさまにお披露目することで、
後戻り無しの宣言としたいと考えました。
当面は、現代歌人福島泰樹と
王朝歌人和泉式部の「千年相聞」を
100夜分試みる予定です。
風景は、今までに撮りだめしてきた
ハイビジョン素材の端切れを用いています。
お時間のあるときにご覧いただけると嬉しいです。