「わたしのせいしゅんをかえせー」
明日のジョーのことを書いたら
なべが週刊現代の「連載再開」号をくれたので
おかしかった。
けんめいさんが少年院から帰ってきた夜
辻と3人で神田のラドリオで会った。
そのとき辻が少年マガジンを持っていて
連載中の「明日のジョー」を開き
「明日のジョー。昨日のケンメイ」と
言いながら笑ったことをよく覚えている。
その号で、ジョーもまた少年院を出所した。
たぶん南海でカツカレーを食べたと思う。
ちなみにケンメイさんは
少年院開所以来の知能指数の高さだったと言っていた。
「知能テストまともに受けるやつが少年院に入るわけない」
と、しばらくいい笑いのタネになっていた。
笑い話をもうひとつ。
国会議事堂の近くをデモしていたときに
女子高生が近づいてきてケンメイに向かって
「わたしのせいしゅんをかえせー」
と怒鳴ったことあり。
このひとこともしばらくの間、九段の流行語となった。
思い返すと、腹がよじれる。
「せいしゅんかえせー」と、ほんとうに叫んだのだ。
ははははは。

BGMは“哀しみは駆け足でやってくる” アン真理子
http://www.youtube.com/watch?v=TAgFqqxuGSw&feature=related

明日という字は明るい日と書くのね
 あなたとわたしの明日は明るい日ね
 それでもときどき悲しい日もあるけど
 だけどそれは気にしないでね
 二人は若い 小さな星さ
 悲しい歌は知らない

 若いという字は苦しい字に似てるわ
 涙が出るのは若いというしるしね
 それでもときどき楽しい日も来るけど
 またいつかは涙をふくのね
 二人は若い 小さな星さ
 悲しい歌は知らない