2008 03/14 16:50
Category : 日記
6時過ぎエピローグを残しカタチが見えたのでストップ。スタジオを出る。針のような春の雨。短い北への往復以外、ずっと地下のスタジオにこもっていた気がする。気持ちはふしぎに最後まで萎えることが無かった。構成上、懸念していた統一感の無さをどう溶かしていくかが裏テーマだったが、ま、悪くない出来になりつつある。「総力をあげている」という高揚感と充足感がずっと維持していた。いつもだと読みかけの小説を持ち込んだり途中で居眠りしたりしているが、この「総合篇」については珍しく一切の余裕が持てなかった。文字通り、寸暇を惜しんだ。想定した成り行きと異なり、目標には達しなかったが、自分の力は限界まで出しきったように思う。家に戻り風呂に入りベッドに潜って7時間、夢も見ずに熟睡。ずっと楽しみにしていた横江たちとの再会の前に、昨夜はいった急ぎ仕事の打合せをこなすために一時間はやく出ようとしたところに連絡。意味不明のまま、中止に。疲れていたので嬉しくもあったが、このところ続いている無配慮なやり口にささくれが残る。そのささくれを呑み込み、わかりましたと答えて電話を切ったあとで冷えた。スケジュールに全くあきがないことわ知りながら押し込んでおいて、どうせついでだからとその気にさせて、梯子を昇りかけたところで取っ払って見せる。ヤクザ渡世なら無礼打ちに切り捨てるところだと、相手のない怒りが後発。あきてきたのか年なのか、ここ数年、自分の沸点が高くなり怒りが目覚めたときには相手の姿が影もカタチも見えない間抜けな時間が続いている。座右の銘が“昨日勤王今日佐幕”だとはいえ、な。