消息ふたつ。
企画の呼称が変わっていた。気付いたのはリライトし送った後だった。名が態、ならば。と思う。姑息で厚顔で無知。薄ら笑いが目に浮かび、あきらめた。問うてみる気力もなし。

福島から戻った渡辺とひさしぶりに会った。夏のカンボジアから真冬の福島に行ってきましたと笑っていた。なつかしい人たちと会えたと言っていた。携帯に録音した村上さんの奥さんの挨拶を再生しながら、未来博がかれにとって想像以上に大きな意味を持っていたことをあらためて知らされた。渡辺が手に入れてきた久しぶりに福島民報と福島民友の二紙を読みながら、過ぎた時間を偲んだ。

昨夜来続いていたつっかえが、むじなの消息を聞いたことで溶けていった。ひとは人によって疲弊し人によって癒される。