2006 08/06 21:50
Category : 日記
起きたら日が暮れていた。シャワーを浴び、窓を開けて夜風を入れていたら、遠くから祭りばやしが聞えてきた。地元の神社で夏祭りのがあることを知らせるポスターを見かけていたことを思いだし、出かけることに。連れ合いを誘い、浴衣を着させ、神社に向った。渡辺に電話したらオフィスにいたので、よかったらHDVで撮ってくれるように頼む。ただしわからないように、と。もう長いこと連れ合いと写真に写ることがなかったことを思いだし、ふと記録しておこうと思いついた。越してきた年の夏祭りに、やはり二人で出かけたことがあった。そのときは渡辺にカメラを借り、自分で撮った。手ブレのひどい映像だが、住んでいる町の小さな祭にふさわしく、どこかはかなげで記憶に残った。神社の境内にはびっしりと夜店が並び、浴衣を着た女の子たちが目立った。ふだん暮らしているときに、意識させられることもない、たくさんの若い人たちがいて、ふしぎななつかしさのある気配に満ちていた。お参りをし、お御籤を引き、境内の木に結び、野外ステージで町内会有志が繰り広げているフラダンスショーを見物し、盆踊りをしている公園に寄って帰った。出がけは風もあり涼しかったが、人いきれのせいか汗だくになっていることに、部屋のエアコンにあたってはじめて気づいた。短い時間だったが、夏を実感できた夜。