2006 01/22 05:56
Category : 日記
2001 02/16 00:54
たみさんからの手紙
Category : 日記
水の惑星MLからの転載
山口で読んだ、舘岩村湯の花温泉の若女将たみさんからの返信を無断で「水の惑星」のメーリングリストに送った。
舘岩村は冬になると雪の中に閉ざされてしまう。
会津とは対極にあるともいうべき山口でこの手紙を読みながら、静かな涙がこぼれた。
しみいるような文章というものがあるのだな、そう思った。
この手紙の中に「ルーのことで立ち直れずにいた私たち…」
とあるが、吹雪の夜更けに明かりを落としたロビーで、たみさんからその経緯を聞いたときに浮かんだのは中原の妹だった。
「死んだっていいようと泣く魂をいたわりながら」と福島さんが中也絶唱で短歌にした、あの「妹」だった。
あれからほぼ一年が過ぎた。
*************************************
ましこ@雪の長州
会津の雪をぶじ撮り終え、はるか長州に来ていますが
大雪切望隊の行くところ、ことしはいずこも雪国となるもよう。
長州、山口もまた予想外の雪とあいなりました。
十二日から連日の雪のなか、渡辺ともども、たまった撮影をこなし、
これから最終便で帰京するところです。
撤収のあいまにメールをチェックしたところ
たのしいメールが入っていたので
みなさんにもお知らせしたく、ここに無断転載しちゃいます。
昨年の冬、そして夏、この冬とお世話になった
舘岩村の湯の花温泉、若女将、たみさんからのメールです。
「ポチ」と「せつこ」とあるのは例の二匹の犬のことです。
なんだか、うれしくて。
冷えてかじかんだ指先もふっと柔らかくなった気がします。
++++++++++++++++たみさんからの手紙++++++++++++++++++++++++
益子 透様
連休のお客様も終わり、ホッとしながら久しぶりにパソコンのスイッチを入れたら、
メールが届いていて、とてもとても、うれしかったです。
皆様がお帰りになった後、あぁ終わってしまった・・・・
と気がぬけるやら淋しいやらで、フクザツな気分でした。
この一週間本当に楽しい日々を過ごさせていただきました。
みなさんいい方ばかりで、お客様というよりすっかり仲間になってしまった様で、
その分おそまつになってしまったのでは・・・・と反省もしています。
あれもすればよかった、こうもしてさしあげたかった・・・そんな思いでいっぱいで
す。
昨年、ルーのことで立ち直れずにいた私たちを助けて下さったこと、
千恵ちゃんの明るく元気いっぱいの顔、
お名前はわからなくてもすっかり覚えてしまったお一人お一人の顔・・
いろんなことが浮かんできます。
未来博、楽しみにしています。
またいつの日かお会いできますよね
私たちは、この小さな村で雪と闘い、春の小さな花たちにうきうきし、
新緑に目を細め、あっという間の夏を過ごし、
燃える様な一瞬の紅葉を寂しく迎え、
そしてまた長い冬に向かい、
わんこ達を育てささやかに暮らしていきます。
スフレチーズケーキ、すごく上手になったのに、
食べていただけなくて残念です。
また、いつかきっと、遊びにいらしてくださいね。
お客様ではなく、お友達としてお迎えしてしまうのでは・・・と心配です。
川田さん、渡辺さん、
ほかのスタッフの皆様にもよろしくお伝えくださいね。
旅館末廣
安藤 友晴 民子 ポチ せつこ
たみさんからの手紙
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水の惑星MLからの転載
山口で読んだ、舘岩村湯の花温泉の若女将たみさんからの返信を無断で「水の惑星」のメーリングリストに送った。
舘岩村は冬になると雪の中に閉ざされてしまう。
会津とは対極にあるともいうべき山口でこの手紙を読みながら、静かな涙がこぼれた。
しみいるような文章というものがあるのだな、そう思った。
この手紙の中に「ルーのことで立ち直れずにいた私たち…」
とあるが、吹雪の夜更けに明かりを落としたロビーで、たみさんからその経緯を聞いたときに浮かんだのは中原の妹だった。
「死んだっていいようと泣く魂をいたわりながら」と福島さんが中也絶唱で短歌にした、あの「妹」だった。
あれからほぼ一年が過ぎた。
*************************************
ましこ@雪の長州
会津の雪をぶじ撮り終え、はるか長州に来ていますが
大雪切望隊の行くところ、ことしはいずこも雪国となるもよう。
長州、山口もまた予想外の雪とあいなりました。
十二日から連日の雪のなか、渡辺ともども、たまった撮影をこなし、
これから最終便で帰京するところです。
撤収のあいまにメールをチェックしたところ
たのしいメールが入っていたので
みなさんにもお知らせしたく、ここに無断転載しちゃいます。
昨年の冬、そして夏、この冬とお世話になった
舘岩村の湯の花温泉、若女将、たみさんからのメールです。
「ポチ」と「せつこ」とあるのは例の二匹の犬のことです。
なんだか、うれしくて。
冷えてかじかんだ指先もふっと柔らかくなった気がします。
++++++++++++++++たみさんからの手紙++++++++++++++++++++++++
益子 透様
連休のお客様も終わり、ホッとしながら久しぶりにパソコンのスイッチを入れたら、
メールが届いていて、とてもとても、うれしかったです。
皆様がお帰りになった後、あぁ終わってしまった・・・・
と気がぬけるやら淋しいやらで、フクザツな気分でした。
この一週間本当に楽しい日々を過ごさせていただきました。
みなさんいい方ばかりで、お客様というよりすっかり仲間になってしまった様で、
その分おそまつになってしまったのでは・・・・と反省もしています。
あれもすればよかった、こうもしてさしあげたかった・・・そんな思いでいっぱいで
す。
昨年、ルーのことで立ち直れずにいた私たちを助けて下さったこと、
千恵ちゃんの明るく元気いっぱいの顔、
お名前はわからなくてもすっかり覚えてしまったお一人お一人の顔・・
いろんなことが浮かんできます。
未来博、楽しみにしています。
またいつの日かお会いできますよね
私たちは、この小さな村で雪と闘い、春の小さな花たちにうきうきし、
新緑に目を細め、あっという間の夏を過ごし、
燃える様な一瞬の紅葉を寂しく迎え、
そしてまた長い冬に向かい、
わんこ達を育てささやかに暮らしていきます。
スフレチーズケーキ、すごく上手になったのに、
食べていただけなくて残念です。
また、いつかきっと、遊びにいらしてくださいね。
お客様ではなく、お友達としてお迎えしてしまうのでは・・・と心配です。
川田さん、渡辺さん、
ほかのスタッフの皆様にもよろしくお伝えくださいね。
旅館末廣
安藤 友晴 民子 ポチ せつこ