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通りの読み方で基本的な14の挨拶言葉を表現してもらうことにした。
うまくいけば、かなりおもしろいことになるだろう。
失敗なら、プレゾーンや体験館にまわせる。
“はるらんまん篇”、渡辺がその日のうちに画像をキャプチャーし、
ラフなタイムをとってくれたので、さっそく仕上げ関係スタッフにまわす。
そのままMAV台本に転用。
D2Tを作業から外すことにしただけでこれだけ能率がアップする。
D2Tの制作上の存在意義と言うのは、ほんとうにいったい何なのか。
なぜ、SもNもあんな状態の自分に耐えていられるのか、
考えるほどわからなまなってくる。謎だな。八年越しの。
ひとが、どうしたらバカであることにガマンできるのか。
掃いて捨てるようなプライドすら持てずに、
どうして朝目覚められるのか。
ほんとに、いちど真顔で訊ねてみたい。
さて、どんな答えを返してくれるだろうか。

それはともかく。
持ち越してしまったSHMに焦ったが
おもいのほかすんなり推移してくれたのと
編集していたことをど忘れしていた素材の発掘とで
いっきに気分が春めいた。

なにより7日の3連休初日をつぶして組んだ
音仕上げのための打合せ/K3studioでの7時間が効いている。
前日は長岡が付き合ってくれたし
実際的な進行は、このところ何年もすべて六本木で進んでいるのだ。
築地も広尾も、かなり以前から停滞と阻害の源としての機能だけ。
もろもろを根底から考え直す時期なのか、とあらためて感じている。