2003 07/07 14:06
Category : 日記
2000年の春四月。
満開になったという知らせが会津からあり、
ロケハンで泊まっていた猪苗代から急行。
東京から撮影チームが来るまで、東山温泉で待った。
そのとき、売店で見つけたのが
白虎隊の起きあがり小法師二体。
桜吹雪の鶴ケ城を皮切りに福島の各地で
ハワイマウナケア山頂で
ジ・アース映写室の片隅で
転んでは起き上がり続けていた。
最後は、会津若松に柳沼が持ち帰った。
いまは市役所の彼の机の片隅を飾っているはず。
ま、気持ちの上では
ああいうシンボルを求めているのだ。
手元になけりゃ
胸のうちにつくりだすしかないのだが、
思い描くための種火が見当たらず。
根が深いな。
渡辺に言わせると
「品がないのではないか」。
下品が相手じゃしかたねえな、と矛はおさめてみたものの
これからの時間を考えると
やはり迷う。
医者に行った。
二ヶ月延ばしていた。
雨。七夕。
唐突に思い出した、春日井健。
《両の目に針さして魚を放ちやる君を受刑に送るかたみに》
そして福島泰樹。
《目を病みてひどくはかなき日の暮れをきみはましろき花のごとしよ》
満開になったという知らせが会津からあり、
ロケハンで泊まっていた猪苗代から急行。
東京から撮影チームが来るまで、東山温泉で待った。
そのとき、売店で見つけたのが
白虎隊の起きあがり小法師二体。
桜吹雪の鶴ケ城を皮切りに福島の各地で
ハワイマウナケア山頂で
ジ・アース映写室の片隅で
転んでは起き上がり続けていた。
最後は、会津若松に柳沼が持ち帰った。
いまは市役所の彼の机の片隅を飾っているはず。
ま、気持ちの上では
ああいうシンボルを求めているのだ。
手元になけりゃ
胸のうちにつくりだすしかないのだが、
思い描くための種火が見当たらず。
根が深いな。
渡辺に言わせると
「品がないのではないか」。
下品が相手じゃしかたねえな、と矛はおさめてみたものの
これからの時間を考えると
やはり迷う。
医者に行った。
二ヶ月延ばしていた。
雨。七夕。
唐突に思い出した、春日井健。
《両の目に針さして魚を放ちやる君を受刑に送るかたみに》
そして福島泰樹。
《目を病みてひどくはかなき日の暮れをきみはましろき花のごとしよ》