水の草原に浮かんだアフリカ
http://homepage.mac.com/torum_3/love/iMovieTheater594.html
に載せた渡辺が撮った大井埠頭の朝日を
繰り返し見る。

穏やかな風のない東京湾だが
小さな波はある。
のぼりはじめた巨大な太陽がそのさざ波に
姿を映すと、無数の小さな太陽でつくられた
どこまでも続くまっすぐな飛び石の道のようだ。

水平線から海岸までに何千何万の
もしかしたら億を超える無数の波が
生まれては消えながら永遠のような光の道をつくっている。
そんなふうに見えるシーンがあった。

朝日を浴びたガントリークレーンは
子供たちが言うように巨大な動かぬキリン。
その巨大なキリンのシルエットの向こうに
巨大な火の玉がゆっくりと上がっていく。

水の草原に浮かんだアフリカのような
東京の秋の朝。

凄いな
としか言いようがない。