2002 01/01 18:57
Category : 日記
八幡神社で手に入れた破魔矢をオフィスに持っていったら、渡辺がいた。
家に帰らずに房総までクルマを飛ばしたらしい。
大晦の月を献じたら、こんどは初日の出を贈りたくなったようだ。
行き先は、千倉。
湯治部が《光と風の日本》の口火を切った
あの千倉の海である。
深夜に思い立ち、横須賀に帰るのをやめ
海ほたるを経て一気に房総へと走ったようだ。
日と月と。
照らすものと照らされるもの。
その二つを合わせることで
窓のない部屋の白いベッドに眠るその人に
この世にみなぎる力を味わってもらいたい…
とでも言いたげな思いつめた顔だった。
想いは、人を奔らせる。
想いこそが、人を常の日々を越えさせる。
元旦の夕。
少しやつれたような渡辺の顔を見ながら
そんなことを感じた。
破魔矢を渡辺に渡したら
本棚の大言海の前に立てた。
なるほど、そういうことかと、思った。
家に帰らずに房総までクルマを飛ばしたらしい。
大晦の月を献じたら、こんどは初日の出を贈りたくなったようだ。
行き先は、千倉。
湯治部が《光と風の日本》の口火を切った
あの千倉の海である。
深夜に思い立ち、横須賀に帰るのをやめ
海ほたるを経て一気に房総へと走ったようだ。
日と月と。
照らすものと照らされるもの。
その二つを合わせることで
窓のない部屋の白いベッドに眠るその人に
この世にみなぎる力を味わってもらいたい…
とでも言いたげな思いつめた顔だった。
想いは、人を奔らせる。
想いこそが、人を常の日々を越えさせる。
元旦の夕。
少しやつれたような渡辺の顔を見ながら
そんなことを感じた。
破魔矢を渡辺に渡したら
本棚の大言海の前に立てた。
なるほど、そういうことかと、思った。