《お年玉/初笑い》の奇妙な味わい
久しぶりに近くの八幡神社に参る。

何の信仰も持たないが、
今年はあれもこれも祈ってみたくなった。

こんな小さな街なのに、
ずいぶんたくさんの人が並んでいた。
面倒なのでショートカット。
本殿の斜めから手を合わせたら
町会の世話役ににらまれた。
いちばん大きい破魔矢を選び
甘酒をもらう。
うまかったのでおかわりをする。
賽銭をあげそこなったので
神輿の前に置いてきた。

部屋に戻り、ユズ湯に入る。

オースティン・パワーズの再放送を観る。
3回目なのに、
ほぼ同じシーンで笑っていることに気づく。
すっかり箍が外れてしまったようだ。

《沙羅源氏物語》のBBSに《お年玉/初笑い》というアイコンがあったので読む。

なんとも不思議な間とリズムで淡々と語られているだけなのに、
ゆったりとした笑いが染み出してくるような
奇妙で野放図なユーモアに腹を抱えた。


年明け早々、夜明け前から気が晴れた。
白いベッドで、あの不思議なユーモアを読みながら、
沙羅さんの2002年の元旦があるのだと思うと、
晴れた空を見上げたような気分になった。


今夜は、いい夢に遊べそうだ。