イチロー激賞。うれしかった
イチローから電話。
一瞬、切ってしまおうと考えたが出た。

べた褒めだった。
十年ぶりの傑作だと言われた。
そりゃどーいう意味だと混ぜっ返したかったが、
ま、言わんとするところがわからぬでもない。うれしかった。寿司でもおごってやりたかった。

あのイチローが一発目で、べた褒めである。興奮が携帯を通して伝わってきた。

まだやれるよな、と言ったら
ぜんぜん、文句なしだよ、圧倒的だよ、と。
いつのまにか褒め上手になっていた。

いや、あいつとも長いけど
いちども途中でぶつからずに
いちども急かされずに
提出にたどり着いたのは三菱の第一作以来のこと。
つまり十二年前の秋。
あいつと最初に組んで三菱に勝って以来のことだ。

いや、骨の折れるねちっこいセックスをしたようで、へとへとだ。

ま、「よかったわ」と言われたわけだから
くそして寝よう。

明日は五時に起きて六時発。
熊谷ロケ。夜までに合間みてシャーウッドの台本を書き上げることになる。

復活したというより、
進化した、そんな気分だ。