生まれたばかりの青。
朝四時少し前にオフィスを出た。近くの公園でベンチに座り、月を眺める。星も出ていてみごとな中秋の星月夜だった。
しばらく眺めていると、青みがさしてきた。ベビーブルーと言うのか、生まれたての《青》。こんな空をはじめて見た気がする。
月と朝の色。
仕事を再開し、社会復帰したとどめとしては申し分のない区切りとなった。

笑いが止まらなかった。