困惑。
記憶というのはなぜかくもあいまいで不確かなものなのか。
気になっていた食い違いをあらためて並べて読み比べているうちに、すっぽりと抜け落ちていた部分に思い至る。その先の記憶はさらに二つの異なる時間帯に別れてしまうが。
いずれにせよ、問いと答えの時制がほんのわずかズレている。
このズレを修整すれば、不明だった解にたどりつく。

ここから先はハムレット。
窓をあければ秋風が吹き込んでくる。
昼のあの熱気が嘘のようだ。



夜というのは、つかれるものだ。