灼熱
午後2時。むじなの森にて。

10時過ぎに到着。正面ゲートからパスポートを使いはじめて正式に入る。
ものすごい数の子供たちである。
ものすごい強さの太陽である。
安達太良方面にはほんものの空はあるが
雲がない。だから、むちゃくちやぶっ倒れそうに暑い。熱い。あちい。

ゲートをくぐってジ・アース館にたどりつくまでに2本のコーラを費消。
集いの湖越しに見えたジ・アースの周囲は人の列で埋まっている。そちらから歩いてくる子供たちは口々に興奮して映像のなかみを話し合っている。
館の前で、真っ黒に灼けた佐藤君と会う。
たった五日で別人のように灼けていた。

朝から毎回超満員だという。
中に入る。
500人の子供たちの熱気というのはすごい。
上映がはじまり、パラダイスの海に。
ここからの子供たちの反応はものすごかった。叫びっぱなしである。10分間絶叫し続ける500人の子供がほとばしらせるエネルギーはものすごいもので、そばにいるだけでぐったりした。
ナレーションはまずほとんど聞こえず。
雪が降るシーンでは、千本の手が宙をさまよう。海藻が揺れているようで不思議な光景だった。

外に出ると館の周囲はあいかわらずの人の波。ついさっきまでこの状態が続き、やっと人数が減った。

なじんだ2階事務所で涼みながらこれを書いている。渡辺君はふもとの町に二回目の差し入れを買い出しに。

水分の補給がきれるとバタバタ倒れそうな気配である。いや、レポートでわかっていたつもりだったが、聞きしに勝るとはこのこと。恐れ入った。

大場さんと小島さんが二時半ごろに来るというので、待っている。
昼は大地のレストランですました。