福島大変。「前向きに」
まだ未来博の会場、現場事務所である。
問題が次から次へと発生して、てんてこ舞いである。

当初はかなり焦ったが、やっと腹も定まった。白河の関こえて入った福島だ。すべてを見届けることにした。

もう矢でも鉄砲でも、何でもコイである。
七夕のその日まで、すべての仕事はキャンセル。ぶじオープンを迎えられることだけに専念する。ことにたったいま決めた。

映写機は、今日も原因不明のまま止まった。各セクションのスタッフは鬼の形相である。せめてやることのない自分は、最後まであわてずに見守ろうと思う。

前向きに、である。